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2022.07.28. 木

快適なリビング・ダイニングの広さは?間取りを考えるコツ

LDK

リビングやダイニングを快適な空間にするには、どれくらいの広さが必要なのでしょうか?狭すぎても広すぎても、使いにくくなってしまいそうです。この記事では、リビング・ダイニングの広さの考え方、家具のレイアウトのポイント、空間を広く感じさせるコツをご紹介します。



快適な住まいの広さはどれくらい?

快適に暮らすために必要な広さはどれくらいなのでしょうか。住宅の面積の目安として、国が住生活基本法に基づき定めた基準があります。


・最低居住面積水準…健康で文化的な生活を送るために必要不可欠な広さ水準
・誘導居住面積水準…豊かな住生活の実現を前提とした広さ水準


世帯人数別の面積例

「最低居住面積水準」はかなり抑えた数字となっているため、現実的な持ち家の目安として参考になるのは「誘導居住面積水準」です。誘導居住面積水準【都市型】は都心およびその周辺のマンションを想定、【一般型】は郊外や都市部以外の戸建てを想定しています。

出典:住生活基本計画における居住面積水準│第34回社会保障審議会 児童部会 https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi/2r98520000012t0i-att/2r98520000012t75.pdf



LDKの配置で広さの印象が変わる

LDKは、「L=リビング(居間)、D=ダイニング(食事室)、K=キッチン(台所)」という意味です。近年の住宅は家族の共有スペースであるLDKを広めに確保して、寝室や子ども部屋などの個室はコンパクトに抑える傾向があります。

LDKのレイアウトにはいくつかの種類があり、例え合計面積が同じでも配置により広さの印象が異なってきます。



LDK一体型

リビング・ダイニング・キッチンをひとつの空間におさめるレイアウト。近年の新築住宅で主流となっている間取りで、キッチンは対面型が人気です。開放的な空間に視線が伸びるためもっとも広く感じられます。



LDK一体型


LD+K

リビングとダイニングを同じ空間におさめ、キッチンを独立型とするレイアウトです。LDK一体型に比べると広がりを感じにくくなる反面、生活感の出やすいキッチンを切り離すことで、LDをすっきりとした印象に保ちやすいというメリットもあります。



LD+K


L+DK

ダイニングとキッチンを同じ空間におさめ、リビングを切り離すレイアウトです。空間を二分するため広さは感じにくくなりますが、食事のための場所とくつろぎの場所をはっきりと区別することができ、全く違うテイストのインテリアにすることも可能です。



L+DK


L+D+K

リビング、ダイニング、キッチンをすべて切り分けるレイアウトです。それぞれの空間がどうしても狭くなってしまうため、床面積に余裕のある住まいにおすすめの間取りになります。



L+DK


リビング・ダイニングの広さを考えるポイント

家具の大きさと配置

家具をどこに・どのような向きで配置するかを具体的に考えましょう。このとき、単に家具が置けるかどうかだけではなく実際に人が使用することも想定するが大切です。たとえ全体の広さに余裕があっても、配置次第では「家族がダイニングチェアに座ると、その後ろのドアが開けられなくなる」「テレビを観ている家族の前を通らないとバルコニーに出られない」といった不便が生じてしまうことがあります。



テレビの視聴距離とは

リビングのレイアウトは、まずテレビの場所を決めることで、家具の配置を考えやすくなります。このとき気になるのが、テレビとソファの距離。テレビを見るときに最適な距離は、2Kテレビの場合は画面の高さの約3倍、4Kテレビは約1.5倍となっています。4Kテレビは高精細なので、より近くで見ても粗さが気にならないためです。


参考:テレビとの最適視聴距離は?│SONY
https://knowledge.support.sony.jp/electronics/support/articles/con/S1110278023320



人が通るのに必要な幅

家具や建具の間を人が通り抜けるために、最低限どれくらいのスペースを確保すれば良いのか確認しておきましょう。1人が正面向きに通るのに必要な幅は約60cm〜、物を持ちながら通るには約75cm〜が目安です。通路で2人がすれ違う場合には、ひとりが横向きになる場合で約90cm〜、両者とも正面向きのまますれ違う場合で約120cm〜が目安となります。



引き戸にするか開き戸にするか

開口部を引き戸にするか開き戸(ドア)にするかによっても、空間の開放感が変わります。引き戸は可変性の間仕切りとして使用できるからです。例えば、LDKに隣接する居室の開口部を引き戸にすれば、普段は開放してひと続きの空間としておき、必要に応じて引き戸を閉めて独立した空間にすることができます。



ライフステージの変化も考慮する

ライフステージの変化とともに、空間の使用目的が変わっていきます。例えば、子育て世帯のLDKでは、家事をしながら子どもを見守ることができるキッズスペースが人気です。しかし、子どもが成長するとだんだんと使わなくなってしまう可能性があります。空間を無駄なく活用するためには、小学生になったら宿題をする学習スペースに、将来的に自室で勉強をするようになったら親御さんの書斎やワークスペースに転用するなど、子どもの成長を想定してフレキシブルに考えておくと良いでしょう。



リビング・ダイニングを広く見せるコツ

家具の選び方で広く見せる

空間を広く見せるポイントは、視線を遠くまで伸ばすことです。家具を低いもので揃えれば、視線が遮られずに開放感がアップします。また、部屋の手前に背が高い家具を置き、奥に行くほど低いものをレイアウトすることで遠近感を強調することができます。デザインは、オープンタイプの収納棚(ワイヤーシェルフなど)、華奢な脚のテーブル、ガラス天板など、家具の先まで見通せるものがおすすめです。



カラーコーディネートで広く見せる

色の効果による分類として、大きく広がって見える「膨張色」と、引き締まって見える「収縮色」があります。膨張色をインテリアの基調とすることで、伸びやかな印象の空間にすることが可能です。


膨張色…明度が高い色(白、ベージュ等)、暖色(赤、オレンジ等)
収縮色…明度が低い色(黒、ネイビー等)


ウッドデッキやテラスで広く見せる

LDKに隣接するウッドデッキやテラスを第二のリビングのようにデザインすることで、空間が外まで続いているような伸びやかな印象になります。段差をできるだけ作らずにフラットにすること、統一感のある床材を選ぶこと、開口部(窓)を大きくすることが内と外の連続性を強調するコツです。



リビング・ダイニングの広さを決めるには

暮らしを具体的にイメージする

リビング・ダイニングのプランニングの際には、そこでどのような生活を送るかを具体的にイメージすることが大切です。毎日の生活パターン、現在不便に感じていること、新居に置きたい家具など、思いつくことは何でも建築会社の担当者と共有しておきましょう。



モデルハウスで広さを体感してみよう

住まいの広さを実感するには、実際に確認してみるのが一番。住宅展示場などのモデルハウスに足を運び、間取り図と見比べながら見学してみましょう。この天井の高さは何cmなのか、このキッチンの幅は何cmなのか…と具体的な数値を教えてもらい、間取り図に書き込んでおくと後々の参考になります。和室の場合は畳のサイズによって広さが変わるため、種類(京間、江戸間など)も確認するのがおすすめです。

モデルハウスを探す



まとめ

快適なリビング・ダイニングの広さは、単に面積だけで判断するのではなく、間取りがライフスタイルに合っているかどうかが大切です。数字だけにとらわれずに、家具のレイアウトや使いやすい生活動線を考えて素敵なLDKをつくりましょう。



 

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