埼玉県／S様邸（2025年10月撮影）

家づくりの出発点は、
「この人となら理想を叶えられる」という確信でした。

ご結婚を機に暮らし方が変わりはじめたタイミングで、家づくりを始められたS様。
家族の暮らしが自然と整うような“シンプルで上質な空間”を理想に描いていました。

お互いに千葉県出身のS様ご夫婦。
当時お住まいだった浦安エリアでのマンション購入を検討していたものの、希望に合う物件になかなか出会えず、
家を建てる方向へ舵を切ったそうです。
あちこちの住宅展示場を巡り、気になるメーカーには一通り足を運んだと言います。

ウィザースホームの展示場で初めて担当者と話した時、ご夫婦はすでに家づくりに多くの時間を費やしていらっしゃいました。
担当者は「図面の確認や素材選びも自分たちで深く調べながら進めていて、
話し始めた瞬間から住まいへの想いが伝わってきました」と振り返ります。
「言語化できないことも意図を汲んでくれる」「曖昧な部分も共有できる」
そんな空気が伝わり、自然と“つくる側”と“住む側”という関係を超え、パートナーのような距離感が生まれていきました。

光をデザインし、リビングに“広がり”をつくる
吹き抜けと窓の計画で生まれたおおらかな空間

S様が特にこだわったのが、空間の広がりと光の計画でした。
その象徴となるのが、リビングの吹き抜けと大きな窓です。
そこから降り注ぐ自然光が、朝は一日の始まりを知らせ、夜には癒しの空間を与えてくれます。
また、照明はシーリングライトを使わず、
ダウンライトや壁際の間接照明で空間を照らすなど、光の演出にもS様らしいこだわりが現れています。

リビングとテラスをフラットにつなぐことで、室内と外が自然につながり、境目を感じさせない開放的な空間に。
季節や時間帯で表情を変える窓の景色が、日々の暮らしに豊かな背景を添えてくれます。

奥様のこだわりは、料理がしやすく家事効率が上がるキッチン。
アイランドキッチン、冷蔵庫を隠せるパントリー、
生活感を抑えた収納計画など「作業のしやすさ」と「美しさ」を両立した空間を求めていました。
奥様は「リビングで遊ぶ娘を見守りながらご飯をつくれるので、とても安心です」と、満足そうに語ります。
旦那様が大切にしたのは、余分な“線”を見せないこと。
そのためにまず、ドアの数を必要最小限に抑える。
そして、ドアの取手とスイッチの高さを揃えることで、視界がすっと伸びる美しい空間が生まれました。
「細かすぎるかな…というような要望も、担当者さんは全部理解してくれました」。
「私たちの想いを丁寧に掬い上げてくれて、それらがかたちになっていく過程で、
どんな思いも安心して託せるような信頼関係ができていきました」。

生活動線と収納計画を徹底的に磨いた、
無駄のない暮らし

S様邸を訪れた誰もが驚き憧れるのが、いつ訪ねてもLDKが綺麗なこと。
生活感が抑えられ、すっきりとした空間が広がるその理由は、動線計画にありました。
玄関からLDKに向かう動線は二つ。ひとつは、玄関から土間収納、パントリー、キッチンへと抜ける生活動線。
もうひとつは、玄関からリビングへ直接向かう動線です。生活シーンや来客時で使い分けられるようになっており、
「見せたくないものは見せない」というS様の考えが隅々まで行き届いています。
収納はすべて動線上かつ使用する場所の近くに配置されているため、
特別な片付けをしなくても自然とモノが表に出ない仕組みになっています。
毎日の暮らしの中で、整理整頓に気を使いすぎることなく、心地よく過ごせる工夫です。
旦那様は「普段の生活でも、モノが出ていないとこんなに気持ちいいんだなと実感しています」と語ってくれました。

共につくりあげた、自分たちらしい住まいで、
豊かに日々を紡ぐ

「“何でもできますよ”ではなく、“どうすれば叶えられるか”を本気で考えてくれた」
「打ち合わせがいつも楽しくて、イベントみたいでしたね」
そう語るお二人の表情には、家づくりをともに歩んだウィザースホームとの時間への、満ち足りた思いが浮かんでいました。
美しく整えられた空間で、家族と過ごす時間も、一人でくつろぐ時間も心地よい。
この住まいは、S様ご夫婦の「好き」と「暮らしやすさ」を徹底的に追求して生まれた、たったひとつの“自分たちらしい住まい”です。