20 FAMILY'S LIFE COMPLETED IN 2012

くつろぐ、はたらく、つくる、変わっていく。
この家で、さらに暮らしを愉しむようになりました。

神奈川県大和市/M様邸

初めは、ふらっと訪ねただけのつもりだった。

「知り合ったきっかけは、職場の美容室が休みの火曜日に、ふらっと訪ねたこと。ただ、多くの不動産屋さんも火曜日を定休日にしているので、正直、そのときに話ができるとはあまり思っていなかったんです。まあでも、ちょっと行ってみようかということになって……」。
神奈川県大和市で美容室を営むM様は、9年前のウィザースホームとの出逢いについて、そう振り返ります。

「そうしたら、たまたまスタッフの方がおられて、少しお話をさせてもらうことに。とはいえ、あまり期待はしていませんでした。その時点ですでに他社からいくつか見積りを出してもらっていたんですが、どこも予算オーバーだったので、きっと、ここでも同じだろうと……」。
しかし、M様の家づくりの運命は、ここから大きく実現へ向けて舵を切ることに。希望条件や予算のことを話すと、他社とは少し異なるリアクションが返ってきたといいます。
「もちろん、充分な予算ではないということは言われました。ただ、他社と違っていたのは、その限られた予算の中で、いったい何ができて、何ができないのかをきちんと示してくれたこと。『予算オーバーだからあきらめてください』とは決して言わなかったので、私たちも家づくりを具体的に考えられるようになったんです」。

M様の家づくりは、そんなふうにして始まりました。

大きな窓にこだわったダイニングは優しい光に包まれています。

目を輝かせながら家づくりへの思いを語ってくださいました。

まるで昨日のことのように楽しかった思い出話はつきません。

どんなオーダーにも、必ずアンサーを持ってきてくれた。

M様邸は1階が美容室、2~3.5階が住居スペースである店舗併用住宅。設計面において、一般的な家づくりとは異なるさまざまな制約・条件があったといいます。
「店舗スペースの設計はその分野の専門家にお願いする必要があって、3者での打ち合せが必要だったのでスケジュール調整がけっこう大変でした。また、私たちもこだわりが強いほうですので、無邪気にやりたいことを言って、担当者さんには面倒をかけたと思います。しかし、どんなオーダーに対してもほんとうに丁寧に対応してくれて、そのオーダーを叶えることによるメリット&デメリットを教えてくれた上で、私たちの求めるものをカタチにしていってくれたんです。そういう真摯な姿勢がとてもうれしかったですね」。

当時の資料を見て「楽しかった。またやりたいなぁ。」としみじみ。

美容室のお客としても通う担当営業は、今でもDIYの相談相手。

工事の間は毎日現場に足を運んでいたこともいい思い出。

そんなM様のこだわりの成果は、家の中の随所に表れています。内と外のつながりを感じられるリビングの大きなFIX窓、開放感あふれる吹抜けのある階段、1階店舗に音が漏れないよう防音性を高めた2階床。そのほかにもたくさんあり、語り尽くせないほどです。

「そもそも、この土地は『建築条件付き宅地』で、土地売主の指定した建築会社で家を建てねばならない、という条件が課せられていたんです。条件を外す方法もなくはないのですが、他社に相談したときは、そのための費用がけっこうかかると言われました。
でも、ウィザースホームさんの担当者さんは、上手に段取りしてくれて、余計な出費をすることなく条件を外してくれたんです。設計面はもちろん、経済面でもしっかりフォローしてくれているんだなと感じ、ウィザースホームさんに出逢えて、ほんとうによかったと思いました」。

期限を設けず、じっくりと理想の家づくりを追求したというM様。
ご家族のセンスが光る住空間には、個性的で心地よい時間が流れています。

ダイニングからの光はキッチンまで届きます。目を引くレンジフードは、旦那様の希望で現場監督にお願いして位置を変更したそう。

旦那様はグリーンを担当。

ドライフラワーがお得意な奥様。

好きなものに囲まれて、とても幸せそうなお2人。

居心地のいい場所を、自分たちの手でつくり続けていきたい。

M様のこだわりの家づくりは、竣工から9年が経ついまでも、まだ終わっていません。DIYが趣味だという旦那様の手により、ずっとカスタマイズが続いているのです。
「むかしから大工さんってカッコいいなあと思っていたんです。だから、賃貸時代にはやりたくでもできなかった、壁に穴を空けたりする思い切ったDIYが自由にできるのはうれしいですね。
じつは、いまこうやって話しているLDKにも、ぼくがつくったモノがたくさんあるんですよ。このテーブルもそうだし、キッチンの上に吊っているハシゴもそう。あと、大切なわが家の一員である猫の『ブラン』のためのキャットタワーも自作しました」。
そう語る旦那様の顔はとても満足そうで、家づくりを心から楽しまれていることが窺えます。一方、奥様はドライフラワーづくりに凝っているのだとか。
「ドライフラワーは、この家で暮らすようになってから始めました。飾る場所がなくなったら、夫に相談してインテリアをつくってもらったりして。いまはコロナ禍で外出する機会が減ってしまったから、
ますます、こういう自宅でできる趣味にハマっちゃってます」。

リビングテーブルは旦那様の手作り。その他にもたくさんのDIY作品であふれています。

顔を出してくれなかったネコのブラン君のキャットタワーも手作り。

家族写真からその仲の良さが伝わってきます。

自作の飾り棚には、小学2年生の次男君がママのためにつくったお雛様が。

キッチンとダイニングのすぐ隣に設えたワークスペース。

ドライフラワーをつくる奥様のために旦那様が作ったラダーシェルフ。

さりげなく飾られた季節の花が、ご夫婦の丁寧な暮らしを伝えています。

マイホームを手に入れたことを機に、ライフスタイルが少しずつ変わってきたM様。その変化は、これからも落ち着く様子はありません。
たとえば、3階にある2人のお子様のための部屋。いまは2段ベッドでいっしょに寝ているそうですが、
成長したら2人のために部屋を仕切って個室にしてもいいかな、と思っているそうです。

「2階の物置にはサーフィン道具を置いていて、いまはぼくの趣味部屋のようになっているのですが、もしかすると、いつかはここも子どもたちのスペースになるかもしれません。あと、いまはホームシアターのように使っている3.5階のロフトも、そのうち違った使い方をするかも……。そういうふうに、ちょっとずつ変化させながら、居心地がいいと思える場所をつくっていければいいなと思っています」。

M様の居心地のいい場所づくりは、これからもずっと、ずっと、続いていくことでしょう。

階段の吹き抜けも叶えたかったことの1つ。突き当たりは子ども部屋です。

将来2部屋にわけられるように考えられた子ども部屋。

物置にする予定だったロフトはご夫婦で映画を楽しむシアタールームに。

大切に使われている、旦那様愛用の道具達。

次に何をつくろうか。2人でいるとそんな話題がつきません。

ご夫婦のセンスの良さが光る1階の店舗。ここにも旦那様のグリーンが。

住まいと併設の店舗には、お子様たちの「ただいま」が明るく響きます。

採光をとりつつも店舗の正面をすっきりさせるために北側の窓は少なく。

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