巣ごもりルーム（高い可変性）

家族のライフステージに合わせて、個空間の用途をいつでも柔軟に変化させられる「巣ごもりルーム」のアイデアをご紹介します。

部屋の用途を限定してしまうと、ライフスタイルが変わった時に使い勝手が悪くなったりムダな空間になったりすることがあります。その代表例が子ども部屋。これまでの家づくりでは専用空間として作り込むのが一般的でしたが、それではお子様が巣立つと使わなくなることも。部屋の用途を限定せず、スペースだけを確保する「巣ごもりルーム」なら、そういった問題を解決できます。

使いやすい個室の第一条件は「目的に合った広さ」であることです。「巣ごもりルーム」では簡単に間仕切り可能なアイデアを採用しています。一室を二室へ、二室を一室へと、どんな時でも簡単に、目的にあった広さにできます。

「巣ごもりルーム」の具体的な使い方をご紹介します。例えばお子様が赤ちゃんの時期から幼年期までは広めの一室とし、夫妻の書斎・趣味空間として利用します。お子様が児童期に入ったら仕切り壁を作り、二室のうちどちらかを子ども部屋に。巣立った後は仕切り壁を取り払い、再び夫妻が寝室として利用。このようにライフステージの変化があってもいつでも使いやすいのが「巣ごもりルーム」です。

間仕切り壁を設置できるように設計しておいても、設置や取り外しに外注工事が必要だとハードルが上がり実行されない可能性があります。それを解決するのが間仕切り壁をDIYするというアイデア。「巣ごもりルーム」では仕切り部分を丈夫な化粧枠にしてあるので、自分で間仕切り壁をつけたり外したりしても、壁や、その奥の構造を傷つける心配がありません。自分たちで作ったり壊したりしやすくしておくことで、空間をよりフレキシブルに活用できるようになります。