各部屋にあったクローゼットを一か所にまとめるという新しいアイデアが「シェアクローゼット」。家族で服を共有することで、省スペース・時短など多くのメリットが生まれます。
「着る」をシェアする新発想で省スペース・時短
「個室クローゼット」の問題点が解決
これまでの家では、クローゼットは各個室にあるのが一般的でした。しかしこれには「各部屋に一定の空間が必要」「部屋の奥にあり使いにくい」「共有できる衣服でも個別に持つ必要がある」など、スペースの有効利用を妨げる問題点があります。それを解決するのがクローゼットを一つにまとめ、家族で服をシェアするという発想。さっそくメリットを見ていきましょう。
【メリット1】クローゼットの「省スペース化」&「使い勝手向上」
これまで各個室にあったクローゼットを一つにまとめることでムダな空間が減り、家全体のスペースを有効活用できます。また、部屋の奥にある小さく狭いクローゼットよりも、ゆとりがあって出し入れしやすい、使い勝手のいいクローゼットになります。
【メリット2】上下階をつなぐ位置で大きな「時短効果」
シェアクローゼットは上下階を結ぶ階段付近に設置するのがオススメです。この位置なら洗濯をする場所と各個室との中間地点となり、移動距離が最短になります。収納の手間と時間が削減でき、使い勝手も向上します。ウォークスルー可能な回遊型にするとより便利です。
【メリット3】「衣替え」もラクラク
その季節に頻繁に使う普段使いの衣類は「ランドリークローゼット」に、季節以外、冠婚葬祭関連の衣類は「シェアクローゼット」に収納。それぞれまとめて収納しておくことで、衣替え時に各個室を往復する必要がなく、ラクに入れ替えできます。
【メリット4】 家族でシェアしてコミュニケーションを深める
最近は性別にとらわれないジェンダーレスなファッションが広がっており、親子、兄弟・姉妹で衣服をシェアしやすくなっています。衣類をシェアすることで家族の会話が多くなり、コミュニケーションが深まります。
【メリット5】衣類と空間のムダをなくしSDGsに貢献
衣服も空間も共有するため、互いが着ない服や購入・廃棄にも目が向きます。実はゴミとして出される衣服の量は1日あたり1,300t、トラック130台分もあるんです。必要な量を丁寧に着る意識は時短やスペース削減を叶えるだけでなく、地球環境を守る持続可能なファッションにつながります。