建具

ドア・障子・ふすま

ドア・障子・ふすま

主なお困りごと

開閉不良、すき間、 取付金具の異常、破損、汚れ

日常のメンテナンス方法

ゆがみやすき間がないか目視で確認し、建付調整は随時行いましょう。

ドアの下がりの補修


以下の手順で補修することができます。
①あらかじめドアの下にクサビや木片をはさみ、ドアを正常な高さに固定した後に、丁番のネジを取る。
②丁番を外し、ネジ穴にエポキシ系接着剤を充填する。
③丁番を戻し、ネジを締めこみ、接着剤が硬化するまで待ちます。

引き違い戸のすき間の補修


引き違い戸の上部のすき間は、敷居の中央部が下がった時に起こります。
これは敷居の木材の反りによるもので、構造体に影響するものではありません。
和室であれば、たたみをはがして床下地材と敷居の間の「飼木」を入れ替えることで調整できますが、洋室の場合、床下から調整しなければなりませんので、専門家に依頼しましょう。

障子・ふすまの桟が折れてしまった


内部を構成する桟が折れてしまうと強度が低下します。
ふすまは折れた部分を両側から添木を当てて補修しても張り替えれば見えませんが、障子の桟は片側から見えてしまいます。
目立つほどの大きな破損は、専門家に補修を依頼したほうがきれいに仕上がります。

障子の張り替え


最近では破れにくいものや、落書きを簡単に落とせるものなどが販売されていますので、張替えの際に検討してみましょう。
以下の手順で障子を張り替えることができます。
①裏側の骨組みに、障子バケで水をたっぷり含ませる。
②紙が浮き上がってきたら、一番下からゆっくりと上の方にはがす。
③外枠にそって内側に1cm程のノリシロ部分を残し、マスキングテープを貼る。
④障子を逆さに立て、紙の幅分だけ桟をチョンチョンと叩くように糊付けする。
⑤糊付けした桟に、障子紙を転がしながら貼る(幅90cmの場合)。
 ※障子紙の幅が狭い場合は横貼りをしましょう。最下段左端から右の方向へ貼り、上へ張り上げます。
⑥全に乾燥してから、マスキングテープにそってカッターを入れ、テープをはがす。
⑦障子を正常の位置に戻し、霧吹きで水を吹きつける。

ふすまの張り替え


最近では破れにくいものや、落書きを簡単に落とせるものなどが販売されていますので、張替えの際に検討してみましょう。
以下の手順でふすまを張り替えることができます。
①ふちを木づちで上から下の方向に軽く叩いて、ふちをはずす。
②鋲抜き又はニッパーで引き手をはずす(釘で止めている場合もあるので注意します)。
③紙の周囲には濃めの糊、中央部には薄めの糊を塗る。
④必ず下貼り紙を張り、糊付けしたふすま紙の上にふすまをのせ、ふすまを返して、ナデバケで中央部から外へ空気を出しながら貼る。
⑤貼り終わったふすまの角に切込みを入れて、四辺を折り込む。
⑥引き手の部分はカッターで切込みを入れて、中に折り込む。

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