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2024.02.11

自然災害が少ない地域の見極め方は?土地の選び方ヒント

目 次

地震大国と呼ばれる日本。首都直下地震や南海トラフ地震は、いつ発生してもおかしくない状況だそうです。地震以外にも、近年は毎年のように大きな自然災害が起きています。日々安心して暮らすことができるよう、災害リスクが少ない土地探しのポイントを確認しておきましょう。

地名に見る防災ヒント

空いた土地がたくさんあった時代には、自然災害が起きにくく、地盤が強い場所から人が住み始めていきました。そのため、長い歴史があり古い建造物が残る街は、災害が少ない傾向にあるといえるでしょう。
「元町」「本町」といった地名は、その地域の中心であり初期から人が住んでいたことを示します。また、お寺は学校や役場のような役割も担っていたため、安全な土地に建てる必要がありました。そこで「寺」が付く町名も、災害リスクが少ないと言われています。
「沼」「沢」「河」などの「氵」(さんずい)が付く漢字の地名は、そこがかつて水辺だった可能性を示します。そのほか、田んぼや水辺の動植物を示す「田」「稲」「葦」「貝」、低地を示す「谷」「窪」「下」が付く地名は、水や湿気が溜まりやすい、鉄砲水や土砂災害が起きやすい、地盤が弱いといった傾向があるそうです。
しかしながら地名の由来は、人の名前や単なる当て字の場合もあり、必ずしも地形だけが根拠というわけではありません。そのほかに古地図や地盤データといった、より信頼度の高い判断方法も合わせて確認していきましょう。

明治以前の古地図をチェック

地名から土地の成り立ちを推測することができますが、現在の地名と旧地名が異なる場所もあります。特に大規模ニュータウン開発において、地味な印象の地名が華やかなイメージの地名に変更されていることは多いです。また、宅地造成における山林の開拓や海・河川の埋め立てによって、土地の様相が大きく変貌を遂げていることも珍しくありません。
その土地の歴史を調べるには、古い地図(できれば明治時代よりも前のもの)を調べると良いでしょう。地名が変わっているのかどうか、どのような地名だったのか、かつてはどのような地形だったのかを確認することができます。

地盤調査データを確認する

地盤が軟弱な土地は、災害が発生したときに被害が大きくなりやすいです。また、自然災害がなくても経年とともに家が傾いて壁や基礎にクラック(ひび割れ)が入ったり、窓や扉の開閉がしづらくなったりすることがあります。地盤が弱い土地で安心して暮らすためには、家を建築する前に適切な地盤改良工事を施すことが大切です。
地盤調査会社のジャパン ホームシールド株式会社が提供する「地盤サポートマップ」で、現在住んでいる土地や気になるエリアを調べてみましょう。地盤の強さのほか、主要な活断層帯の分布、年代別の航空写真なども確認することができます。
地盤サポートマップ│ジャパン ホームシールド株式会社
弊社独自の地盤データもありますので、物件探しの際にご相談ください。

ハザードマップを確認する

地方自治体では、ハザードマップを作成・公開しています。ハザードマップとは、洪水や土砂災害といった自然災害の種類ごとに、リスクの度合いを地図上で可視化したものです。ウェブ上からは全国のハザードマップを確認できるほか、各市区町村の役所窓口でも印刷物を配布しています。
ハザードマップポータルサイト│国土交通省

災害リスクと利便性のバランス

さきほど「水を示す地名は水害リスクが高い」とご紹介しましたが、実際には東京の人気エリアのなかにも「渋谷」「荻窪」「世田谷」といった地名がたくさんあります。また、例えば「利便性が高い主要エリアだが地盤が弱い」「水害リスクの少ないエリアだが最寄り駅から遠い」といったケースもあるはずです。
「多少の災害リスクよりも、日々の利便性を優先したい」と考える人も、逆に「利便性が低くても、できるだけ災害の少ない土地に住みたい」と考える人もいるでしょう。それぞれの価値観に応じて、災害リスクと利便性のバランスを考えた土地選びをすることになります。

絶対に安心・安全な土地はある?

エリアにより災害リスクの種類やレベルに違いはありますが、「災害が絶対にない」土地はありません。そのため、その土地の特徴を理解して「どんな災害が起きやすいのか」「何を備えておくべきなのか」を確認しておくことが大切です。
日頃の防災準備とともに、もしものときの避難シミュレーションをしておきましょう。河川の増水や土砂災害に関しては、どのタイミングで避難を始めるのか、どの経路で避難するのか、避難にどれくらいの時間がかかるのかを事前に把握しておきます。特に子どもやお年寄り・体が不自由な人がいる家庭の場合、余裕を持った避難計画を立てておきたいもの。定期的に家族で話し合いの場を持ち、役割分担を決めておくと安心です。

ウィザースホームの、災害に強い住まい

ウィザースホームでは、「災害への備え」と「日常を快適にする」を両立する安心・安全な住まいづくりに取り組んでいます。
災害のリスクが全くない土地はありませんが、災害に強い安全な住まいと、個人や家族の日常的な防災意識により、被害を最小限に抑えることが可能です。自然災害が増えている昨今、防災をもっと身近に考えてみませんか?

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