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2024.03.13

注文住宅の予算はいくら?購入費用の内訳と資金計画の立て方を解説

目 次

マイホームという夢を叶えるために、切っても切れないのがお金のこと。ほとんどの人にとって人生で一番大きな、そして一度きりの買い物なので、資金計画はしっかりと立てる必要があります。マイホーム購入後もゆとりをもって暮らしていくために確認したいポイントを見ていきましょう。

注文住宅の相場はどれくらい?

注文住宅は土地と建物で価格が決まっている建売住宅と違い、立地や間取りによって価格が変わるので予算感がつかみにくい一面があります。それでも、予算をいくら見ておけばいいのかだいだいの相場を知りたいですよね。見積もりを取るのが一番確実ですが、ここでは統計調査をもとに購入費の平均をご紹介します。

注文住宅の相場

注文住宅の建設にかかった費用は全国平均で3,454万円、首都圏の平均で3,772万円。住宅面積の全国平均は125.8㎡、首都圏の平均が125.2㎡です。

注文住宅(土地代含む)の相場

土地代を含む注文住宅購入費は全国平均で4,257万円、首都圏の平均で4,993万円。エリアによって大きく差があることがわかります。

※住宅金融支援機構 2019年度フラット35融資利用者調査より

注文住宅にかかる費用の内訳

注文住宅を建てるには、土地代や建物の工事費のほかにも様々な費用がかかります。全体の予算を考える上で、まずは家づくりにかかる費用と内訳を知っておきましょう。

建物にかかる費用の内訳

➀建物工事費

家を建てるのにかかる工事費のことです。仮設工事、基礎工事、木工事、外装・内装工事、設備工事、電気工事など。

➁付帯工事

建物以外にかかる工事費のことです。地盤改良費や水道・ガスの引き込み工事、解体工事など。敷地の条件によって大きく差が出る項目です。

➂諸費用

登記や住宅ローンの手続きにかかる手数料など、工事以外の費用。ローンに組めない場合もあるので、注意が必要です。

土地購入にかかる費用の内訳

➀土地代

土地の購入代金。手付金が必要な場合もあります。

➁諸費用

登記費用や住宅ローンの保証料、手数料など。仲介で購入した場合は仲介手数料も必要です。

住宅ローンの借入目安額を計算する方法

住宅ローンは、マイホームを購入してから何十年も付き合っていくものなので、返済が日々の暮らしを圧迫しないように慎重に借入額を決める必要があります。借入額の目安は、今の家賃をもとにして考える方法や、年収から考える方法などがあります。ここでは3つの方法を紹介していくので、無理のない借入額の目安を計算式に沿って算出してみましょう。

借入可能額の計算(月々の返済額から)

現在、家賃で支払っている額をもとに計算します。駐車場にかかっている費用や、家を建てるために月々で積み立てているお金があればその分も計算式に入れましょう。毎月返済額と返済期間から借入金額の目安を算出できます。

実際の借入額は金融機関ごとの審査結果や金利により異なりますので、あくまで参考にとどめておきましょう。

借入可能額の計算(年収と返済比率から)

借入額を決める時に一般的に使われる目安が、「返済比率」です。これは年間の返済額が年収に占める割合です。毎月毎年、何パーセントをローンの返済に充てていくのかという目安ですが、一般的に25%以内なら安心と言われています。この返済比率を使って計算してみましょう。

借入可能額の計算(年収に対する借入額から)

同じく年収から借入額の目安を知る方法として、平均的に年収に対していくらくらい借り入れているのかを調査したデータを使う方法もあります。

同じ年収でも、家族の人数やライフスタイルによって返済できる額はそれぞれ違いますので、家計にあった無理のない返済額を設定する必要があります。

注文住宅の総予算算出方法

注文住宅の総予算は、先ほど算出した借入額と、用意できる自己資金の合計で決まります。

自己資金の出し方

貯蓄の中から、家づくりに使える額を捻出します。学費など用途の決まっている資金や数か月分の生活費、家具や家電を新しく購入する場合はその費用も除いて考えましょう。

総予算の出し方

借入額の目安(計算した3つのうち1つ)と自己資金を合計します。

自分が注文住宅を建てる時にどれくらいの予算がかけられるのか、イメージできたでしょうか?この総予算を目安にし、住まいづくりの計画を進めていきましょう。また、住まいづくりのどこにこだわるかで予算配分は変わってきます。家族の希望を整理し、暮らしのイメージ作りも同時に進めたいですね。

住宅ローンの基礎知識

資金計画を立てる上で、予算の他にも重要なことがあります。その一つが住宅ローンの種類やプランの選び方です。ここでは、返済プランを立てるのに必要な知識である住宅ローンの金利プランや返済方法を解説します。

金利プランとは?

変動型

返済期間中、定期的に金利が見直されるプラン。5年ごとにそのタイミングの金利が反映され、返済額も変更される。現在は固定金利より金利が低めですが、将来金利が上昇すると返済額が増えてしまうリスクもあります。※変更後の返済額は前回までの125%に収まるように調整され、収まらなかった分は未払い利息として繰り越される

全期間固定型

金利の見直しは無く、借入当初の金利が全期間適用されるプランです。フラット35が代表的な商品です。金利は高めですが、返済額が変わらないのでライフプランが立てやすいというメリットがあります。

固定期間選択型

契約時に固定期間を選び、その選んだ期間中は金利が固定されます。期間終了後に次の金利タイプを選択し、再度固定金利を選択することも可能です。固定期間を選択する際は、家族の将来プランをつくり、①家庭の収入が上がる時期、②支出が増える時期(教育費のピーク時など)、③支出が減る時期(子供の独立後など)を把握すると決めやすいですね。

返済方法

元利均等返済

借入期間内の毎月返済額を同額とする返済方法。返済当初は利子の割合が多く、返済が進むにつれて元金の割合が増えていきます。当初の負担をできる限り少なくしたい場合はこちらがおすすめです。

元金均等返済

借入期間内での毎月返済する元金を同額にし、各返済時点でのローン残高に利子を上乗せする方法。返済が進むにつれて上乗せされる利子が減っていくので、総返済額を抑えたい場合におすすめです。

資金計画相談会を開催中です!

お客様ひとりひとりに合った資金計画の立て方や、住宅ローンの選び方をご提案する資金計画相談会を開催しています。また、ご希望の方にはライフプランに合わせたマネープランを作成して長い目で見た資金計画のご提案も可能です。資金に関する不安や悩みを住まいづくりのプロが一緒に考えますので、お気軽にお申し込みください。

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