家の中にある窓「室内窓」は、オシャレなだけでなく実用性も兼ね備えたアイデアです。
オシャレなだけでなく実用性もある「室内窓」
「室内窓」とは
「室内窓」とは、外壁ではなく家の中に設けられた窓のこと。部屋と部屋の間に設置し、空間をゆるやかにつなげたり仕切ったりできます。開けられる窓と、開けられないFIX窓があり、家の内部空間もオシャレになるので人気です。
「室内窓」の 役割とメリット
「室内窓」は窓の向こうが見えるため、空間に広がりを持たせたいとき、家族の気配を感じたいときに採用されます。開閉できるタイプは部屋間の交流が簡単になるほか、通風や採光に役立ち、エアコンがない部屋でも過ごしやすくなるメリットが。また、壁にアクセントとして設置するとインテリア性も高まります。
「室内窓」の注意点
互いの部屋が見えるため、プライバシーへの配慮が必要です。また、窓がある面の壁は使えなくなるので置ける家具が限られることも。ただの壁に比べてガラスや桟の掃除の手間も増えます。構造上の制約で、場所によっては設置できない場合があります。
【Case1】窓のない部屋×室内窓
外部へ開く窓がない場合、室内窓が採光や通風にお役立ち。奥まった部屋でも明るく、空気がこもりにくくなります。建具と窓枠、家具のテイストを揃えるとオシャレです。
【Case2】吹き抜け×室内窓
上下階に縦のつながりをもたらす吹き抜け空間で、上階の主寝室側に室内窓を設け、互いに家族の気配を感じられるようにした事例。窓枠は手すりに合わせアイアン調のブラックで統一し、ナチュラルな空間のアクセントに。
【Case3】階段×室内窓
2階にLDKがある家で、階段にFIX窓タイプを設置した事例。帰宅時にはリビングからの暖かな光と家族の気配が迎え入れます。キッチンに立っていても、誰が帰ってきたかがわかるので安心です。
【Case4】屋上の壁×室内窓
住まいの内側まで自然光を導くという発想で設置した事例。屋上の壁に設置された通常の窓から2階ホールに降り注ぐ自然光を、室内窓(写真左上と左下)を通して書斎やLDKに取り込んでいます。
【Case5 】間仕切り×室内窓
室内窓は間仕切りとしても使えます。壁やドアに比べ、圧迫感なくゆるやかに仕切れるのが良いところ。キッチンとLDを室内窓で仕切ると、料理の音やニオイが広がるのを防げるだけでなく、空間にもメリハリが生まれオシャレ度が上がります。