天候や時間を気にせずに、いつでも洗濯物を干せるアイデアが「室内物干し」です。
現代の洗濯事情にピッタリの「室内物干し」
現代では「室内物干し」が定着
2023年の調査によると、「自宅の洗濯で最も多い干しパターン」は 天日干し 44.9% 室内干し 32.4% 乾燥機 10.8% で、常に室内干しをしている方は3割を超えています。さらに別の調査によれば天気が悪い日は64.1%もの人が室内干しを実施。家庭での室内干しは一般的になっているようです。
「室内物干し」のメリット
室内干しのメリットは、天候や時間を気にせず洗濯物が干せること、花粉やウイルスなど空中に浮遊する物質や虫がつかないこと。プライバシー保護や防犯にも役立ちます。天日干し派でも外に持ち出す前の下準備に役立つほか、日陰干しの場所にも。紫外線を防げるため、衣類が劣化しにくくなります。
「室内物干しスペース」は○○近くに設置すると便利!
室内物干しスペースはどこにでも作れますが、動線を考えて設置するとより便利に。まずは「洗濯機」の近く。濡れた洗濯物を持った移動が減り、外干しの下準備にも役立ちます。「収納」の近くなら、別な場所に干して、また収納スペースに戻ってくることもなくなるので、取り込んだ衣類を片づける手間が激減! 「窓」の近くだと光や風が利用でき、二方向に窓を設けると風が抜けて乾きやすくなります。とくにバルコニーに面していれば、外で干したものをそのまま室内の物干しに掛けられて便利です。
「室内物干し」のタイプ
市販のスタンドタイプは場所を取り、収納の確保や出し入れの手間が面倒になりがち。一方、据付タイプならすぐに干せ、使わない時はコンパクトにしまっておけるものもあります。そのほか、室内物干しは「固定の度合い」「高さ変更の可否」「デザイン性」などでタイプが分かれます。
【Case1】天井付け・金具タイプ
デザイン性が高く、スタイリッシュなのがポイント。頑丈なので安心感もあります。ただし、天井、壁に補強が必要なので後付けや設置場所の移動は難しい場合も。
【Case2】造り付けバータイプ
こちらも頑丈で安心できます。また、その家に合わせて造作するので、幅さや高さなど、その家庭に合わせた細かな指定に対応できます。
【Case3】天井付け/収納タイプ
高さが変えられるので、低くして干しやすくできます。使わない時は竿を天井近くまで上げれば空間がスッキリ。耐荷重制限と風などで揺れる点には留意しておきましょう。
【Case4】天井付け/取り外しタイプ
吊り下げるポール、物干し竿が取り外せて台座だけにできるので目立ちません。ただし毎回取り外すのは面倒になりがちなのと、外した後の用具には収納場所を確保しておく必要があります。
【Case5】壁付け・ベルトタイプ
干していない時に収納できるので目立ちません。ベルトを巻き取るだけなので収納場所も不要。ただし、ベルト部分に開いている穴を利用して干すので、干す間隔と干せる量は決まっています。
【Case6】壁付け・物干し竿タイプ
頑丈で安心感あり。角度や高さがある程度変えられます。使わない時は竿を外せば壁になじんで目立ちにくくなりますが、取り外した竿の収納場所は必要です。