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2024.11.01

【外壁の選び方ガイド】タイル・サイディング・塗り壁を比較!

目 次

外壁は、住まいの外観を決めるだけでなく、建物を外的要因から守る重要な役割を担う部位です。そのため、外壁材の選び方によって住まいの耐久性やメンテナンスの手間も変わってきます。この記事では、代表的な外壁材であるタイル・サイディング・塗り壁について、それぞれの特徴や選び方のポイントを解説していきます。

この記事のポイント

  • ・代表的な外壁はタイル、サイディング、塗り壁の3種類
  • ・外壁選びは初期コストだけでなく長期的なコストを考えることも大切
  • ・ウィザースホームはタイル外壁が標準仕様のため初期コストを抑えられる

外壁の役割とは

外壁は、住まいの外観デザインを形づくる大きな要素です。建物の形状とともに、外壁の質感や色が住まいの印象を大きく左右します。重厚感があるクラシックな外壁、洗練されたモダンな外壁、暖かでナチュラルな外壁など、そのデザインはさまざま。外壁選びは自分らしさを反映することができる、注文住宅の醍醐味のひとつでもあります。

また、外壁は建物の保護や室内の快適性を保つための重要な機能も担っています。まずは、強風や雨から家を守り建物の劣化を防ぐ「耐候性」。つぎに、騒音を軽減して室内の静けさを保つ「防音機能」。そして、熱の出入りを防ぎ省エネルギーで快適な室温を維持する「遮熱機能」です。

外壁の種類と特徴

外壁材にはさまざまな種類がありますが、ここでは特に代表的な「タイル」「サイディング」「塗り壁」の3つについて解説します。

タイル

タイルは、石や粘土を主原料に高温で焼成して作られる外壁材。施工方法には、「湿式工法」と「乾式工法」があります。まず「湿式工法」は、コンクリートやモルタルを下地にしてタイルを貼り付ける工法です。つぎに「乾式工法」は、専用の接着剤でタイルを取り付ける工法、あるいは専用のフレームにタイルを引っ掛ける工法です。近年はこちらの工法が主流となっています。

タイルは外壁材の中でも特に耐候性・耐久性に優れています。目地(継ぎ目)部分を中心とした定期的な点検は必要ですが、タイル自体はたいへん長寿命のためメンテナンスの手間がほとんどかかりません。デザイン面でも、高級感や重厚感を演出できるため、外観にこだわりたい方に人気です。

一方で、サイディングに比べるとデザインのバリエーションはやや限られています。また、初期コストが高めです。ただし、タイルは一度施工すれば長期間美しい状態を保つことができるため、長期的にはコストパフォーマンスが高い選択といえるでしょう。

サイディング

サイディングは板状の外壁材。さまざまな種類がありますが、代表的な素材は「窯業系」と「金属系」です。まず「窯業系」のサイディングは、セメントと繊維を主成分に形成したもので、デザインの種類が豊富です。つぎに「金属系」のサイディングは、金属板を用いたもので軽量かつ強度に優れています。

サイディングは素材自体が比較的リーズナブルで初期コストを抑えられることから、戸建て住宅の外壁材の主流となっています。また、従来のサイディングの弱点であったシーリング(継ぎ目)のメンテナンスを軽減するため、継ぎ目の見えない工法も登場しており耐久性が向上しています。それでも、施工法や使用材料によっては、10〜20年ごとに塗料の塗り替えが必要となる点には注意が必要です。

塗り壁

塗り壁は、柔らかい状態の塗り壁材を、下地材の上に塗って仕上げる外壁です。左官職人の手によって作り上げられることから、ひとつとして同じ仕上がりにならず、外観に温かみのある雰囲気をもたらします。土壁や漆喰などの伝統的な塗り壁材も人気です。

ただし塗り壁は汚れやすく、定期的なメンテナンスが欠かせません。おおむね10〜15年ごとに塗り直しが必要になります。また、施工が難しく左官職人の技術によって仕上がりが左右されるため、信頼できる業者を選ぶことが大切です。

 

外壁の選び方のポイント

住まいの外壁材を選ぶ際には、コストやデザインなどの要素を総合的に考えることが大切です。

初期コストとランニングコスト

コスト面から外壁材を選ぶ際には、初期コストとランニングコストのバランスをしっかりと把握しておくことが大切です。タイル外壁は初期コストが高いものの、耐久性に優れているためメンテナンス費用を抑えることができ、長い目で見たトータルコストは安くなります。一方、サイディングは初期コストを抑えることができるため、予算を重視する方に人気です。ただし10〜20年ごとにメンテナンスが必要となり、長期的なランニングコストが高くなる場合もあります。

高性能な外壁材を選ぶことで、初期コストが高くてもメンテナンス費用を抑えることが可能になります。初期コストだけでなく長期的なコストパフォーマンスも考慮した外壁材選びがおすすめです。

デザイン性

外壁のデザインは、家のデザインコンセプトやそこに暮らす人の価値観に合わせて選ぶことがポイントです。タイルは高級感や重厚感を演出することができ、耐久性の高さからその美しさを長期間保つことができます。サイディングは、デザインのバリエーションが豊富で、外観のイメージに合った製品を選ぶことができます。ただし、模様があるサイディングの場合、メンテンス時の塗装で単色に塗りつぶされて印象が大きく変わる可能性があることを踏まえておきましょう。塗り壁は、独特の質感やナチュラルな仕上がりが魅力で、素材や色によって家の雰囲気が大きく変わります。

家を建てる環境に適した素材

外壁材は、家を建てる環境に合った素材を選びましょう。例えば、降雪の多い地域では、防水性の高い外壁材を選ぶことで家を水分から守ることができます。また、交通量の多い場所や市街地など騒音の気になる地域であれば、遮音性に優れた外壁材を選ぶと快適な住環境が保てます。

また、海が近い地域では金属系の外壁材は塩害を受けやすいです。湿気が多い土地では、塗り壁はカビや苔が付きやすいという声も。その土地の気候や環境に合った外壁材を選ぶことが、家を長く快適に保つためのポイントとなります。

こんな方におすすめ!外壁の選び方

外壁材はライフスタイルや価値観に合わせて選びましょう。タイル・サイディング・塗り壁それぞれの外壁材がどのような方に適しているかを解説します。

タイルがおすすめの方

タイル外壁は、【トータルコストを減らしたい方】や、【家に高級感や重厚感を持たせたい方】におすすめです。

タイルは、耐久性に優れているため家の外観を長期間美しい状態で保ちたい方に向いています。初期コストは高めですが、その後のランニングコストが抑えられるため、長期的に見れば経済的。タイルは、重厚感や高級感を演出できるため、モダンなデザインやクラシカルな雰囲気が好きな方におすすめです。

サイディングがおすすめの方

サイディングの外壁は、【初期コストを抑えたい方】や、【多彩なデザインから選びたい方】におすすめです。

サイディングは、初期コストが抑えられるため、家づくりの予算に制約がある場合でも採用しやすい外壁材です。また、デザインのバリエーションが豊富で、色や質感を幅広い選択肢から選ぶことができます。デザイン性を重視しながらも、比較的リーズナブルに外観を仕上げたい方におすすめです。

塗り壁がおすすめの方

塗り壁は、【自然素材にこだわる方】や、【オリジナルの外観を求める方】におすすめです。

塗り壁は、独特の質感や職人の手作業ならではの仕上がりが魅力です。自然素材を使った壁材が多く、ナチュラルで温かみのあるデザインが好きな方に適しています。ただし塗り壁は汚れやすく、10〜15年ごとに塗り直しが必要。外観に強いこだわりがあり、こまめなケアをいとわない方に適した外壁材です。

ウィザースホームの外壁タイル

注文住宅の外壁をタイルにする場合、一般的なハウスメーカーではオプション費用が加算されるため、「予算オーバーしてしまった」という声も少なくありません。そこでウィザースホームでは、お客様に長く快適に暮らしていただきたいという思いから、外壁タイルを標準仕様としています。それにより、初期コストを抑えつつ高品質な外観と耐久性を備えた家づくりがかないます。

タイルは硬度が高く破損しにくいため、日常的な外的要因や自然災害から家をしっかりと守ります。また、耐候性が高いため紫外線による退色や経年劣化がほとんどありません。そのため、メンテナンスの頻度を減らすことができ、長期的なコスト削減にもつながります。ウィザースホームでは、住むほどに愛着が深まり、安心して暮らし続けられる家を提供いたします。

関連記事:外壁タイルにメンテナンスは必要?メリット・デメリットとおすすめの理由を解説

外壁タイルを採用した実例

実例1:シンプルモダンな外壁タイル

こちらは、ホワイトのスプリットボーダーNEOタイルとダークブラウンのウッディノーブルタイルを組み合わせた実例です。ライトトーンとダークトーンを貼り分けることで、2つの建物を組み合わせたような印象に仕上がっています。また、アクセントとして玄関上のフラットルーフにはダークセピアのスクラッチブリックタイルを貼りました。

実例2:あたたかい印象の外壁タイル

こちらの実例は、爽やかなホワイトのパウダーフェイスタイルをベースに、温かみを感じるベージュのウッディノーブルタイルをアクセントに貼りました。切妻屋根の伸びやかな斜めのラインと、安定感のあるボックスのシルエットがバランスよく組み合わされた外観です。

実例3:重厚なダークトーンの外壁タイル

一見2階建てのようにも見える、吹き抜けのある平屋住宅。ブラックのスプリットボーダータイルをベースに、8つの窓が整然と並ぶ壁にはスクラッチブリックタイルを貼ってアクセントに。ダークトーンでまとめることで重厚な印象に仕上げています。

まとめ:外壁は長期的な視点で選ぶことが大切

外壁は家の見た目だけでなく、耐久性や快適性、メンテナンスにも直結します。そのため、初期コストだけでなく、長期的な視点で考えることが大切です。タイル・サイディング・塗り壁、それぞれにメリット・デメリットがありますが、どの素材が適しているかはライフスタイルや建築予算、住む地域の環境によって異なります。

ウィザースホームでは、外壁タイルが標準仕様のため、初期コストを抑えながら高品質な家を実現できます。美しさを長期間保つことができメンテナンス費用が抑えられるため、長い目で見たコストパフォーマンスも優れている外壁材です。家全体のデザインや価値観に合った外壁材を選び、長期的な視点で後悔のない選択をすることが、理想の住まいづくりへの第一歩になります。

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