アクセントクロスとは
アクセントクロスとは、部屋の一部に色や柄の壁紙でアクセントでつけたものです。単調になりがちな部屋を遊び心のある空間にしてくれますが、種類や組み合わせが豊富なので悩んでしまう方も多いのではないでしょうか。そこで今回は、アクセントクロスの選び方や注意点を解説します。
アクセントクロスの選び方
➀アクセントにする場所を決める
まずは、どの面をアクセントにするか決めます。出角で貼り分けるときや、同一面で貼り分けるときは見切り材が必要になってしまうので、入角から入角までをアクセントにするのがおすすめです。
➁好みのテイストを決める
Instagramや雑誌などで気になる画像を集めてみましょう。好みのテイストや色が明確になり、イメージが固まってきます。
➂面積を考慮して柄の大きさや色を決める
➁で決めたテイストに合った色を選んでいきます。基本的にはベース部分と質感を合わせ、色や柄の違いでメリハリをつけましょう。
アクセントクロスを選ぶ時のポイント
色を選ぶポイント
薄い色をアクセントにしたい場合は、ベースを濃くするなどコントラストをつけることでメリハリがつきます。トーンを揃えるようにすると、メリハリがありつつもまとまった空間になります。トーン(色調)とは「ビビッドトーン」「ペールトーン」などのように、明度と彩度が似ている色を同じグループとする考え方です。
柄を選ぶポイント
木目調の柄を選ぶときは、床材との相性が大切です。樹種を揃えるのがおすすめです。また、テレビの周辺など見ている時間が長い場所は、目が疲れない柄を選びましょう。額など、壁にデコレーションしたい場合は無地にしておくと飾るものを選びません。
アクセントクロスを選ぶ時の注意点
カタログ、サンプルとのイメージの違い
カタログで見る印刷の色、画面で見る色、小さいサンプルで確認した印象は実際に壁に貼ったときと印象が変わります。なるべく大きなサンプルで確認するようにしましょう。
柄の向きがある場合
木目柄や方向が出る柄のクロスは、貼る方向により、長く広く見えたり、高さ感が出たりします。また、下がり壁のあるところや、扉が無いつながった部屋の壁は柄の向きが変わるので注意が必要です。インテリアコーディネーターに相談するのがおすすめです。
素材感でメリハリをつける「アクセントウォール」
クロスではなく、別の素材を使用する「アクセントウォール」の事例もあります。質感を感じられるので、木のぬくもりを演出したり、重厚感のある素材で高級感を演出したりすることができます。
オリジナル大理石
ウッドウォール
タイル
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