住まいの快適さの指標として、「断熱性」と「気密性」が良く使われますが、数値で言われても、実際の暮らしがどう変わるのかよくわからないですよね。LIXILの「住まいStudio」はその違いを体感できる施設。今回は、スタッフが施設を体感した様子をレポートします。ぜひ住まいづくりの参考にしてください。
「住まいStudio」とは?
関東地方の冬の気温(0度)を再現した施設内に、同じ間取りで「断熱性・気密性」が異なる「昔の家」「今の家」「これからの家」が建っています。3つの家を比較しながら、快適な暮らしを送るために必要なことを学ぶことができます。
「昔の家」について
昭和55年基準
小田桐:昔の家に入ってみてどうだった?
内田:顔と足下で温度差があることがすごくよくわかる部屋だったね。
小田桐:そうだね。エアコンが当たってる顔周りは暖かいけど、足元は暖かさがないどころか冷たいよね。
内田:あと実際に部屋を歩いて回ると床の冷たさは伝わるし、部屋の隅っこ、窓周りはさらにひんやりするよね。
小田桐:暖房がかかっていない廊下やトイレは、とてもじゃないけどずっといられる空間じゃないよね。実際にここに住んでいたら寒すぎてトイレ行くのを躊躇しちゃうと思う…。
内田:たしかに。部屋を出る時に気合いを一回入れてからじゃないと出られないね。
「今の家」について
平成28年基準
小田桐:「今の家」は昔の家と比べると温度差とかは気にならないかな。今自分が住んでるお家の方がひんやりする気がする。
内田:ああ、私の家もそんな気がする。断熱性が高いお家は、部屋の中の暖かい空気が外に逃げにくいんだね。
小田桐:それに気密性が高い住まいは、隙間から外の冷たい空気が中に入ってきにくいってことだから、断熱性と気密性が大事になってくるんだね。
内田:でもやっぱり、換気口付近は外の空気が入ってくるからどうしても寒いし、廊下やトイレは昔の家よりは多少暖かいけど全然寒いよね。
「これからの家」について
HEAT20 G2規準
小田桐:「これからの家」は全然寒くないし、足元も冷えない。スリッパが要らないね。
内田:ほんとに要らないと思う。暑くも寒くもなく快適な空間って感じ。
小田桐:普段生活していて部屋の温度差って当たり前すぎて気にしたことが無かったけど、3つの部屋を体験してみて色々感じたね。
内田:まさか健康にまで関わってくるとも思わないしね。健康に暮らすためにも快適性が必要で、そのためには断熱性と気密性が重要ってことだよね。それが今知れてよかった。
小田桐:ほんとに今知れてよかったと思う。
体験動画を公開中!
ウィザースパーク内の動画で体験の様子や住まいStudioについて詳しく解説しています。