「注文住宅を建てたいけれど、何から始めればいいのかわからない…」そんな不安を感じていませんか?注文住宅の完成までには多くのステップがあり、事前に流れを把握しておかないと、予算オーバーやスケジュールの遅れといったトラブルに直面することも。そこでこの記事では、注文住宅を建てる際の具体的な流れをわかりやすく解説。スムーズに家づくりを進めるために、押さえておくべきポイントをご紹介します。
注文住宅を建てる最初の準備
家づくりを進める前に、まずは「どんな暮らしを実現したいのか」を明確にすることが大切です。必要な部屋数や広さ、立地条件など、家族構成やライフスタイルに合わせた要望リストを作成しましょう。また、欲しい設備やデザインのこだわりに優先度をつけて整理しておくと、後々の打ち合わせがスムーズになります。
注文住宅を建てる流れと期間
注文住宅を完成させるまでの流れには、大きく分けて8つのステップがあります。以下の期間はあくまで目安ですが、全体像を知っておくことでスケジュールを立てやすくなります。
Step 1:情報収集
家づくりを成功させる第一歩は情報収集です。住宅展示場に足を運べば様々な建築会社のモデルハウスを見学できます。そのほか雑誌やウェブサイト、SNSも活用して施工事例をチェックしましょう。漠然としたイメージでも、たくさんの事例を見比べていくうちに「自分たちはこういう家に住みたい」という理想が絞り込めるはずです。
Step 2:相談
期間の目安:1〜2ヶ月
情報収集で気になる建築会社を数社ピックアップしたら、実際に相談を始めます。具体的な要望を伝え、概算見積もりをとって比較検討しましょう。担当者の対応や提案力はもちろん、会社の実績や保証内容などもチェックしておきたいポイントです。
関連記事:モデルハウス見学のコツとポイント【住まいづくり体験記vol.1】~住宅展示場見学レポート~
Step 3:予算決め
期間の目安:並行して進める(1〜2ヶ月)
家づくり全体にかかる費用の基本的な内訳は「土地の費用+本体工事費+諸費用」です。ここに家具・家電や引っ越し代などの関連費用も加えると、総額は思ったより高額になるケースがあります。自己資金の割合や住宅ローンの借入額を明確にし、無理のない返済計画を検討してください。
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注文住宅の予算はいくら?購入費用の内訳と資金計画の立て方を解説
Step 4:土地探し
期間の目安:並行して進める(数ヶ月)
土地を所有していない方は、早めに土地探しを始めましょう。建てたい家の広さや形状に対応できるか、法的な制限(用途地域・建ぺい率・容積率など)に問題はないか、日当たりや周辺環境が良好かどうかなど、さまざまな視点から検討する必要があります。建築会社と一緒に探すと、専門的な視点からアドバイスがもらえるため安心です。
また、地盤調査を行う前でも、近隣の地盤状況を参考にすることができます。国土交通省や地盤調査会社が公開している地盤マップを、土地探しの際に活用するのがおすすめです。
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Step 5:プランニング
期間の目安:2〜4ヶ月
本格的に間取りや住宅設備の仕様、外観、外構(庭や駐車場など)などを決めていく工程です。設計士や担当営業と打ち合わせを重ねながら、「こんなイメージにしたい」「ここには収納がほしい」など具体的に要望を伝えましょう。間取りが決まってくると細かい設備や内装の仕様も固まっていきます。
Step 6:契約
プランが固まったら、いよいよ工事請負契約を結びます。同時に住宅ローンの申し込み手続きも進めるため、準備しておいた自己資金や書類を確認しましょう。
●契約時のポイント
- ・契約に含まれる項目をチェックする
- ・キャンセルやオプション追加の対応を確認する
- ・違約金や手付金の扱いも事前に把握しておく
Step 7:着工
期間の目安:4〜6か月
いよいよ工事が始まります。基礎工事→駆体工事→内装工事という流れです。建築中の中間立会いでは、現場を確認しつつ、変更や不明点があれば現場監督や担当者と相談しましょう。カーテンや家具などの最終的なインテリアの打ち合わせもこの時期に進められます。
Step 8:竣工・引き渡し
住宅が完成したら、施主検査で最終チェックを行います。床や壁に傷や汚れがないか、設備に動作不良がないかなどを細かく確認しましょう。不具合があれば修正後に再度確認し、問題なければ引き渡しに進みます。引き渡しのタイミングで住宅ローンが実行され、正式に自分の家になります。引き渡し時には、保証期間やアフターサービスの内容をしっかり把握しておきましょう。
失敗を防ぐための注意点とポイント
入居希望日から逆算して準備する
入居希望日やローン手続きのタイミングから逆算してスケジュールを組みましょう。土地探しから引越しまで、短い場合でも1年ほど、余裕を見て1年半〜2年ほどかける方が多いです。また、住宅ローン控除を受けるには「竣工後6ヶ月以内に入居すること」が条件となります。余裕を持った計画を立てると安心です。
契約前にしっかり確認する
工事請負契約を結ぶと、原則として内容の変更はできなくなります。気になることや疑問はしっかりと解消したうえで契約しましょう。
●確認したいポイント
- ・契約書や仕様書に追加項目の漏れはないか
- ・プラン変更や追加オプションにかかる費用
- ・キャンセル時の違約金について
- ・手付金の支払いスケジュール
トラブルを回避するために
注文住宅は打ち合わせの回数が多く、仕様変更や追加工事が発生することも多いです。トラブルを回避するコツは、打ち合わせ内容を必ずメールや文書で確認すること、疑問があれば早めに聞くことです。仕様変更ができる最終的なタイミングも建築会社によって異なるため、初期の段階で確認しておくと安心です。
まとめ:まずは情報収集から、家づくりをはじめよう
注文住宅の完成までは、一般的に1年〜1年半ほどかかります。理想的な住まいの実現には、ゆとりを持って計画を進めることが大切です。ウィザースホームは、外壁タイル、2×6工法、太陽光発電システムが標準仕様で、高性能な家づくりが可能です。住宅展示場のモデルハウスや見学会では、実際の住まいを体感して具体的なイメージをお持ちいただけます。まずは情報を収集することから家づくりをはじめてみませんか?ぜひお気軽にご相談ください。