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2024.02.04

【事例5選】プライバシーを守る、外から見えない家づくりのコツ

目 次

大きな窓は明るくて開放感がありますが、外からの視線も気になりますよね。せっかく家を建てても、カーテンを締め切っていては意味がなくなってしまいます。そこでこの記事では、外から見えない家づくりのポイントや注意点を解説。また、視線を遮る工夫を施した住まいの事例5つをご紹介します。

外から見えない家とは?

「前面道路からリビングが丸見え」「視線が気になってくつろげない」…このような家では、落ち着いて暮らすことができません。ただ、視線を遮ることを重視するあまり窓の数や大きさを最小限にしてしまうと、薄暗く風通しの悪い家になってしまいます。快適な採光や通風を確保しつつ、プライバシーを守る工夫を施すことが大切です。

道路からの視線と隣家からの視線

外から見えない家をつくるには、「通行人の視線」と「隣家の住人の視線」それぞれについて対策を考える必要があります。

外からの視線を図面に書き込む

家の設計図面を用意して、外からの視線がどのように入るかを想定しながら書き込んでみましょう。このとき、平面図(上から見た図)だけでなく、側面図(横から見た図)も用意して目の高さを考えると、見えやすい場所を確認しやすくなります。

北道路の土地を選ぶ

一般的に、南側に道路がある土地は人気が高いです。しかし陽当りの良い南側に窓の大きなリビングを設けることが多いため、南側道路に面した住宅は、通行人の視線が気になりやすいというデメリットも。そこで、あえて北道路の土地を選び、建物の南側にプライベートな庭を設けるという選択肢もあります。

土地の周りを歩いてみる

購入を検討している土地があれば、その周りを実際に歩いてみてプランニングの参考にしましょう。土地と道路の位置関係により、視線の角度や高さが異なってきます。交差点近くの土地であれば、信号待ちの人の視線が気になるかもしれません。

外から見えにくい窓のコツ

窓の位置をずらす

隣家の窓と向かい合わせになってしまうと、お互いに視線が気になってしまいます。窓ができるだけ重ならないように、位置をずらすと良いでしょう。

窓の高さをずらす

窓の位置を人の目の高さからずらすのも有効です。高窓や地窓であれば、カーテンやブラインドを付けなくても視線を回避できるため、空や植栽の風景を楽しむことができます。

2階リビングにする

リビングは家族が過ごす時間が長く、大きな窓で光を取り込みたい場所です。そこで、思い切ってまず2階にリビングを配置して、それを中心に間取りを決めていくという方法もあります。2階リビングなら敷地が通りに面していても、通行人の視線が届きません。

すりガラスにする

室内のシルエットがぼんやり見えても問題ない窓であれば、すりガラスやデザインガラスを採用するのも良いでしょう。廊下や階段の小窓などにおすすめです。

目隠しを設置する

窓の前にフェンスや生け垣などの目隠しを設置する方法です。植栽を植えれば、目隠しと同時に住まいを彩るアクセントにもなります。ルーバータイプのフェンスの場合は部材のピッチ(間隔)や角度によって見え方が変わってくるため、モデルハウスなどで実物を確認すると良いでしょう。

外から見えない家の建築事例5選

緑の目隠しとインナーバルコニー

庭の正面に植栽を施した事例です。茂る緑でほどよく視線を遮りつつ、時間とともに成長していく姿や、四季折々の表情の変化を楽しめます。また、2階リビングの窓はインナーバルコニーの内側にあるため、視線を気にせずにくつろげます。

しっかり視線を遮るウッドフェンス

大きな開口のリビング・ダイニングの正面に、ウッドフェンスで目隠しを設けた事例です。隙間が狭く目隠し効果の高いフェンスのため、隣家に面する場所でも安心。やさしいナチュラルブラウンで、室内の家具やフローリングとイメージを統一しています。

プライバシーを守る格子

外壁を立ち上げたインナーバルコニーを設けた事例です。掃き出し窓と屋外の間にインナーバルコニーを挟むことで、室内への視線が届きにくくなります。さらに道路側には縦格子を設け、目隠し効果を高めました。ウォールナットの格子は、白を貴重とした外観のアクセントにもなっています。

植栽とフェンスでカフェのように

ダイニングからゆったりと続くインナーテラスの先に、フェンスと植栽による目隠しを設けました。天気の良い日には、外のテーブルで風を感じながら食事やお茶を楽しむことができます。

シアーなカーテンでも安心の2階リビング

住宅密集地のご実家を、3階建てに建て替えた事例です。建物のすぐ前に通りが面していますが、2階にリビングを設けているため、通行人の視線が気になりません。インナーバルコニーに面した大きな掃き出し窓から、優しい光が入ります。

まとめ

プライバシーを守る家づくりのポイントは、通行人の視線と隣家からの視線の両方を考えること。住まいが屋外からどのように見えるのかをシミュレーションしながらプランニングしていきましょう。間取りの工夫や目隠しの設置で、外からの視線を遮りつつ、明るく開放的な住まいを実現することができます。

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