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2024.05.26

【令和6年版】東京ゼロエミ住宅の補助金はいくら?新基準を解説

目 次

「東京ゼロエミ住宅」という住宅基準をご存知ですか?東京都内で家を新築するときに東京ゼロエミ住宅に認証されると、助成金の交付が受けられます。この記事では制度の要件や助成額、令和6年10月1日からの新基準について解説します。

この記事のポイント

  • ・東京ゼロエミ住宅は、東京都内の新築住宅を対象にした住宅基準
    ・既存のZEH(ゼッチ)よりも高い省エネ基準を設定している
    ・令和6年10月1日から新基準が適用される
    ・新基準では最大240万円の助成金の交付を受けられる

東京ゼロエミ住宅とは?

東京ゼロエミ住宅は、東京都が独自に設定した住宅基準です。ゼロエミとは「Zero Emission(ゼロエミッション)」の略で、意味は「環境への排出物をゼロに近づける」というもの。東京ゼロエミ住宅では、断熱性能の高い建材(断熱材や窓など)、省エネ性能が高い設備(照明やエアコンなど)を取り入れることで、エネルギー消費を大幅に削減でき、環境負荷を軽減します。

東京ゼロエミ住宅は、これまでの省エネルギー住宅基準である「ZEH(ゼッチ)」よりもさらに高い基準を設定していることが特徴です。また、基準に適合する住宅を新築するときには「東京ゼロエミ住宅導入促進事業」として、住宅性能に応じた助成金の交付が受けられます。

東京ゼロエミ住宅のメリット

東京ゼロエミ住宅は、どのような住まいなのでしょうか。メリットを具体的に確認してみましょう。

最大240万円の助成金を受けられる

東京ゼロエミ住宅として定められた基準に適合する家を新築するとき、最大240万円の交付を受けることができます。制度を利用することで住まいづくりの負担を軽減することが可能です。

光熱費を抑えることができる

高い断熱性により冷暖房効率が向上し、月々の光熱費が抑えられます。また、室内外の熱の伝わりを遮断することで、結露を予防する効果も。ダニやカビの発生や建材の劣化を防ぎ、住宅の寿命を延ばして長期的なメンテナンスコストの削減にもつながります。

快適な暮らしを送れる

断熱性能の高い東京ゼロエミ住宅では、冬は暖かく夏は涼しい快適な住環境がかないます。特に冬場は、温度の急激な変化により血圧が乱高下する「ヒートショック」の予防にも効果的です。住まいをすみずみまで暖かく保つことで、心筋梗塞や脳梗塞などの重大な健康被害のリスクを低減できます。

環境に優しい

東京ゼロエミ住宅の特徴は、高い断熱性や省エネ設備によりエネルギー使用量を抑えられること。温室効果ガスの排出を減らし、環境負荷の低減につながります。

東京ゼロエミ住宅の要件

東京ゼロエミ住宅は、東京都内で建てられる新築住宅が対象です。また、性能規定について令和6年10月1月から新基準が適用されることが決定しています。新基準のおもな変更点を確認してみましょう。

変更点1:住宅性能基準の変更

まず、現行基準では外皮平均熱貫流率により水準3〜1を定めていましたが、区分の見直しにより水準A〜Cに変わります。

外皮平均熱貫流率:建物の外皮(外壁や屋根等)における、熱の伝わりやすさの平均値を示す単位です。国が定める基準は東京23区・多摩市部等の区域で0.87W/㎡Kとなっています。

また、「可能な限り設置が望ましい」とされていた太陽光発電システムについては「原則設置」となります。ウィザースホームは太陽光発電設備が標準仕様のため、新基準の対象になります。
 

変更点2: 新基準に応じた助成額の変更

新基準の制定に合わせて、助成金額も見直されました。水準Aに適合する住宅では240万円の助成を受けることができます。

現行基準と新基準の施工日と適用タイミング

東京ゼロエミ住宅の新基準が適用されるのは令和6年10月1日から。これは工事の着工日や竣工(完成)日ではなく「設計確認申請」のタイミングで判断されます。建築確認とは、建築する住宅が建築基準法や条例に適合しているかどうかを確認するもので、着工前に認証機関に必要書類を提出して申請手続きを行います。

東京ゼロエミ住宅の申請の流れ

東京ゼロエミ住宅の認証および助成金の交付を受けるためのおおまかな流れを解説します。手続きは建築主が行いますが、建築業者(ハウスメーカー)が代行することが可能です。

東京ゼロエミ住宅の注意点

ほかの助成金制度との併用について

東京ゼロエミ住宅導入促進事業のほかにも、国や都が助成制度を実施しています。併用可能なものと不可のものがあるため、事前に確認しておきましょう。

申請期間について

令和6年度の東京ゼロエミ住宅導入促進事業の予算規模は、約248億円。申請期限は<令和6年12月27日>となっていますが、申請の総額が予算の上限に達した場合は、期限を待たずに終了となります。確実に制度を利用するためには、早めの準備がおすすめです。

令和6年10月1日以降に建築確認申請を行うと、新基準が適用されます。申請タイミングや住宅の仕様によっては、思っていたよりも助成金の額が少ない、あるいは交付自体が受けられない可能性もあるため注意が必要です。現行制度と新制度の内容をしっかりと理解したうえで、制度の利用を検討しましょう。

まとめ:東京ゼロエミ住宅の助成金で、かしこく家を建てよう

東京ゼロエミ住宅は、従来のZEHよりも高い基準を設定した、人にも環境にもやさしい住まいです。東京都内で家を建てるなら、東京ゼロエミ住宅の助成金制度を利用しませんか?ウィザースホームの住まいは太陽光発電システムが標準仕様のため、新基準にも対応しています。東京ゼロエミ住宅について、もっと知りたいとお考えでしたら、お気軽にご相談ください。

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