ベッドを置くだけでいっぱいに感じてしまう寝室。スペースのムダを見直し、趣味や子育てに使える有効空間を増やした「タテナガ寝室」をご紹介します。
寝室空間のムダを省いて、くつろぎ+α空間を創出
これまでの寝室にあったムダなスペースとは
これまでの家づくりでは正方形にとった8畳の寝室が一般的でした。しかし、これではベッドを置くだけで部屋がいっぱいになってしまいます。今回のアイデア「タテナガ寝室」はベッド2台の幅に合わせて間取りを最適化。 ベッド左右のムダな空間を削減し、その分を手前に伸ばして有効空間を増やしました。同じ広さでも有効に使える空間が増えるうえ、一つの空間を二つの用途で利用できます。タテナガにしたことで生まれる「もうひとつの空間」を、例えば次のように使ってはいかがでしょうか。
【Case1】趣味の時間をプラス
ストレッチやヨガなどのフィットネスエリアとして、またスクリーンを配置し可動式プロジェクターで投影するミニホームシアターエリアとして利用できます。イヤホンを使えば、パートナーを起こす心配もありません。読書が趣味なら、ミニ書斎にも。簡単に移動できる「どこでも置き畳」を敷 くと、さらにくつろげる空間になります。リラックスして眠ることができ目覚めも心地よい、ちょっとした+αが暮らしの質を向上させます。
【Case2】子育て期にも便利
ベッドを置く予定の奥のスペース は、三枚の布団を敷くのに十分な広さがあります。お子様が赤ちゃんのときから幼児期までは川の字で、その後は成長に合わせて手前のフリースペースにも布団を敷くことで、フレキシブルに活用できます。お子様が一緒に寝るのを卒業するタイミングで、夫妻のベッドを置き大人の空間へ。ライフステージに合わせて使い分けられるのも「タテナガ寝室」のメリットです。
眠るだけではなく、楽しむ寝室。それが「タテナガ寝室」
同じ広さでも、形状によってムダなスペースができたり有効活用できたりするのがプランニングの面白さ。「タテナガ寝室」はムダの削減とゆとり空間創出の二点を同時に叶えるアイデアです。