周囲の視線を気にせずに、自宅でアウトドア空間を楽しめるアイデアが「パティオ」です。
プライベートなアウトドア空間「パティオ」
「パティオ」とは
スペイン語で中庭を意味する「パティオ」は、建物や高い壁で囲われたプライベート空間のこと。お家にいながら「外」が楽しめる、ゆとりの場所です。一般的な「中庭」として考えた場合にはある程度の広さが必要ですが、コンパクトな面積でも設置可能です。
「パティオ」のメリット
建物や壁で周囲の視線をカットし、家でものびのび「外」が満喫できます。アウトドアレジャーから子どもやペットの遊び場まで、使い方が幅広いのも魅力。植栽で庭らしく、タイルやウッドデッキでリゾートスタイルに、など設え方も自由です。狭小地でも採光や採風がしやすく、室内からは空間の延長となり広々と感じられる効果も。
「パティオ」をつくるときのポイント
パティオは目的に合った場所、大きさでないと使いづらいため、過ごし方を具体的に思い描き、プランニングするのが大切。採光、採風、排水機能も忘れずチェックしましょう。また、パティオは家をコの字型やロの字型に建て、住まいの中心に設けるのが一般的ですが、高い外壁を巡らすことでも設けられます。
【Case1】 シンボルツリー×パティオ
玄関を開けると、FIX窓越しに見えるシンボルツリーがまるで絵画のように目に飛び込んでくる実例。シューズクロークから土足のままパティオにアクセス可能です。リビングの床とデッキの高さを揃えることで空間が延長され、室内にいても開放感が味わえます。
【Case2】 都市住宅街×パティオ
近接する住宅からの視線を遮りつつ、室内の隅々に自然光を採り入れるため、縦長に配置。奥は二階部分が屋根になり、雨もしのげます。外からの視線が届かないため、面する窓にはカーテン類が不要です。
【Case3】 プライベートリゾート×パティオ
オープンな芝生の庭へとつながるパティオ。屋外用ソファと日よけタープを設え、戸外でゲストとともにゆったりとくつろげるリッチなプライベートリゾートに。
【Case4】 完全中庭×パティオ
完全に住まいの中心に設け、外からの視線を完全にカット。大開口の窓を採用し、室内からよく見えるので、安心してお子様を遊ばせられます。
【Case5】 外壁×パティオ
コンパクトなスペースを高い壁で囲んだ例。大開口の窓でパティオとつながるリビングは、吹き抜け窓の効果もありとても明るい開放的な空間に。壁はタイル張りで、圧迫感を抑えるため装飾も兼ねた小窓を設置しています。