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2024.07.01

虫を寄せ付けない家づくり、新築時に知っておきたいポイント

目 次

「とにかく、虫がキライ!」という方は多いのではないでしょうか。気温が上がる春〜夏は、虫の活動も活発になる季節です。虫対策は、快適な住まいづくりに大切なポイントのひとつ。この記事では、害虫の種類と暮らしにおよぼす影響、すぐに実践できる虫対策、新築時に行いたい虫対策のポイントを解説します。

この記事のポイント

  • ・害虫には、食品や衣類を食べる虫、建物を食べる虫、臭い虫などがいる
  • ・すぐにできる虫対策はこまめな掃除、防虫網への網戸張替え、LEDへの交換など
  • ・新築時のポイントは、虫が少ない土地選び、高気密住宅、土台のシロアリ対策など

害虫の種類と暮らしへの影響

新築住宅で快適な暮らしを送るためには、虫対策が欠かせません。特に、人間に直接的な害のある虫は衛生害虫と呼ばれ、健康や住まいに深刻な影響をおよぼすことがあります。まずは害虫の種類とその影響について確認しておきましょう。

食品や衣類を食べる虫

家の中に侵入して食品や衣類を食べる虫は、ゴキブリ・シバンムシ・カツオブシムシ・ハエなど。食べ物が汚染されたり、大切な衣類に穴を開けられたりします。

刺す虫・噛む虫

ダニ・蚊・トコジラミ・ムカデ・蜂などは、人間を咬んだり刺したりする虫です。これらの虫による被害は痛みや痒みだけでなく、体質によっては重篤なアレルギー反応(アナフィラキシー)を起こすこともあるため注意が必要です。また、蚊はデング熱やジカウイルス、ダニは脳炎などの病気を運ぶこともあります。なお、国内でのトコジラミの被害は1970年代以降ほとんど見られなくなっていましたが、近年ふたたび増加しています。

臭い虫

カメムシは、触れると強烈な悪臭の体液を放つ虫です。ほとんどのカメムシは植物の汁を吸って生きており人間を直接攻撃してくることはありませんが、体液が皮膚に付着すると炎症を起こすことがあります。

不快害虫

クモ・ユスリカ・ゲジゲジなどは不快害虫と呼ばれる虫です。人間に対する直接的な害はないものの、「見た目が怖い」「気持ち悪い」と嫌われます。なお、クモやゲジゲジは衛生害虫を捕食するため、あえて駆除しない人もいます。

建物を食べる虫

建物自体を食べてしまう虫の代表格はシロアリです。群れで木材を食害するため、家を支える構造がボロボロになり、最悪の場合には建物の倒壊につながるリスクがあります。

すぐにできる虫対策

虫による被害を防ぐために、すぐに実践できる虫対策を紹介します。特に虫が家の中で繁殖してしまうと厄介なため、早めに対策を打つことが大切です。

家の中を清潔に保つ

まず基本となるのは、家の中を常に清潔に保つこと。掃除をこまめに行い、虫を引き寄せる食べ残しやゴミを放置しないようにしましょう。また、湿気が多い環境ではダニが発生しやすくなるため、風通しを良くすることも大切です。通販で届く段ボールも虫の巣になりやすいため、早めに処分するようにしましょう。

虫よけグッズを活用する

市販の虫よけグッズ(蚊取り線香・吊り下げプレート等)や殺虫剤も活用できます。ただし製品により効果のある虫の種類が異なるため、注意書きをよく確認して目的に合ったものを使用することが大切です。

窓を半開きにしない

網戸で換気をする際は、窓の開け方にも注意が必要です。引き違い窓の開け方によっては、サッシの隙間から虫が侵入しやすくなります。一般的な窓では、ガラス窓を全開にするか、室内側の窓を開けるとすき間ができません。なお、窓の種類やメーカーにより仕様が異なる場合もあるため、開き方の違いを確認してみてください。

出典:網戸の教科書│YKKAP(https://www.ykkap.co.jp/consumer/satellite/articles/products/amido_textbook/)

防虫網に張り替える

網戸をきちんと閉めているのに小さい虫が侵入する場合は、防虫網への張替えがおすすめです。防虫網は標準的な網戸よりも網目が小さいため、より多くの種類の虫を防ぐことができます。防虫網はホームセンターやインターネットで購入することができ、DIYによる張り替えも可能です。

家の外に水を溜めない

蚊は水に卵を産み付けるため、家の周りに雨水などを溜めないことが大切です。水深1cm程度でも蚊の発生源になります。気温25〜30℃であれば10日ほどで成虫になるため、植木鉢の水受けやバケツなどをチェックして、こまめに水を捨てるようにしましょう。庭に池や睡蓮鉢がある場合は、ボウフラ(蚊の幼虫)の天敵となる金魚やメダカを飼うのがおすすめです。

電灯をLEDに変える

照明をLEDに変えると、虫が集まりにくくなります。多くの虫には紫外線に引き寄せられる習性があり、従来の白熱灯や蛍光灯に比べるとLEDは紫外線をほとんど放出しません。特に、人の出入りがある玄関まわりの照明はLEDに交換すると効果的です。

新築住宅の虫対策アイデア

新築住宅を建てるなら、設計段階から虫対策を取り入れましょう。長期的に安心して暮らせる住まいづくりを実現できます。

虫が少ない土地を選ぶ

河川や森林の近くは虫が繁殖しやすい環境が整っています。また、飲食店の近くも食べ物の匂いに引き寄せられて虫が発生しやすいです。土地探しの際には、これらのポイントを考慮して選ぶと良いでしょう。

虫を防ぐ外構にする

庭に植物を植えるなら、虫が嫌うハーブ(ラベンダーやゼラニウムなど)がおすすめです。また、家の周りは土が露出する面積を小さくして、砂利やコンクリートで覆うと虫が繁殖しにくい環境になります。

高気密の住まいにする

高気密住宅とは、すき間を極力つくらずに熱の出入りを防ぐことで省エネルギー性を高めた住宅です。虫の侵入経路を断つことにもなるため、効果的な虫対策となります。

ランドリースペースを設ける

洗濯物の外干しは、カメムシが付着したり出入りの際に蚊が入り込んだりするため、虫が室内に入る原因のひとつ。そこで、住まいにランドリースペースを設け、洗濯から乾燥までの工程を室内で完結することで、虫の侵入を防ぐことができます。

シロアリ対策をする

新築住宅の耐久性を保つために、シロアリ対策は欠かせません。土台や構造に防蟻処理を行うことで、シロアリの侵入を防ぐことができます。ウィザースホームでは、木材の段階で防蟻処理を施した構造材を採用。シロアリ対策の保証期間は10年間となっているため、長期的に安心して暮らすことができます。シロアリ対策の方法は住宅会社によって異なるため、打ち合わせの段階で確認しておくと安心です。

ウィザースホームのシロアリ対策はこちらから:https://with-e-home.com/technology/taikyu

まとめ:新築時からの虫対策で暮らしを快適に

一戸建てはマンションやアパートに比べて虫が出やすいというイメージがあるかもしれませんが、設計段階からしっかりと虫対策を行うことで、快適で安心な住まいが実現できます。虫を防ぐ生活習慣のほか、虫が少ない土地選びやランドリースペースの採用など、設計段階での工夫も欠かせません。虫対策が万全な家を建てたい、とお考えならお気軽にウィザースホームへご相談ください。

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