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2024.02.06

事例で解説!階段の種類と間取りアイデア

目 次

戸建住宅では欠かせない存在の階段。ただ単に上下階を行き来するための物だけでなく、住まいの機能性やインテリアにも大きな影響があり、階段のレイアウト次第で間取りが決まってくることもあるほどです。この記事では階段の種類や、階段を活かした間取りアイデアを事例とともにご紹介します。

階段の種類【設置場所別】

リビング階段

リビング階段は、リビング内に設けた階段のこと。近年は開放的なLDKが主流なこともあり、人気があるレイアウトです。階段自体をインテリアの一部として活かすことができます。2階に行き来するときに必ずリビングを経由することになるため、家族のコミュニケーションが取りやすくなるメリットがあります。
デメリットとして、キッチンに連続したリビング階段は調理中のニオイが2階まで広がりやすいです。また、空間が広いことから冷暖房効率が悪くなることもあります。必要に応じて間仕切りできるようにドアを設けるなど、空気の流れを考慮したプランニングが大切です。

ホール階段

ホール階段は玄関ホールに階段を配置するレイアウトで、プライベートとパブリックを切り分けやすいです。例えばリビングで来客対応をしているときにも、ほかの家族が顔を合わせずに2階へ直行できるため、気兼ねなく過ごすことができます。
その反面、リビングを経由せずに2階の個室と玄関を行き来できることから、家族の動向を把握しにくくなるという側面もあります。特にこれから思春期を迎える子どもがいる世帯では、気にする方も多いです。

階段の種類【形状別】

ストレート階段

ストレート階段はその名の通り真っ直ぐな形状の階段で、直線階段や直階段とも呼ばれます。設置に必要な面積が少なく、スッキリとした印象に仕上げやすいです。

かね折れ階段

かね折れ階段は、途中1か所でで直角に折れ曲がっている階段で、L字階段とよばれることもあります。ストレート階段よりも広い設置面積が必要です。曲がり角を設けることで、上方の段で転倒したときに転落が食い止めやすくなります。

折り返し階段

折り返し階段は、途中で2回折れ曲がる階段で、回り階段・コの字階段・U字階段とも呼ばれます。段数が多く傾斜が緩やかになり、広い踊り場を設けられるためより安全性を向上することができます。

サーキューラー階段

サーキュラー階段・アール階段は、ゆるやかな曲線を描く階段です。輸入住宅などで見られる優雅な印象の階段で、広い吹き抜けへの設置に適しています。装飾性が高く、費用もほかの階段に比べて高額です。

螺旋(らせん)階段

螺旋階段は、支柱を中心に踏み板が連なる階段です。省スペースに設置することができ、巻き付くような独特の形状はインテリア面でも人気があります。
踏み板が内側ほど狭くなり踏み外しやすいため、特に小さな子どもやお年寄りには注意が必要です。そのほか、大型家具の搬入が難しいという点も留意しておきましょう。

階段の種類【機能・デザイン別】

スケルトン階段

スケルトン階段は足を乗せる踏み板と骨組みで構成された階段で、ストリップ階段とも呼ばれます。蹴込み板(つま先が当たる垂直の板)がないため開放感があり、デザイン性が高い製品が多いです。
採光・通風性にすぐれ伸びやかな空間演出に向いていますが、小さな子どもが遊んでいるうちにすき間から転落する可能性もあるため、必要に応じて対策が必要になります。また、犬はスケルトン階段を怖がり昇り降りができないことが少なくないため、愛犬家は留意しておいたほうが良いかもしれません。

ひな壇階段

ひな壇階段は、踏み板と蹴込みの段々が横から見える形状の階段です。手すりの下を壁で覆っていないため、圧迫感が軽減されます。

スキップフロア

階段の途中に空間を設けて、1階と2階の間にフロアをつくる間取りです。キッズスペースやデスクスペースなど、多目的に活用することができます。

階段を活かした間取りアイデア

階段の一部をベンチに

階段の1・2段目を横に大きく伸ばし、ベンチ状にした階段です。ちょっと腰掛けて読書をしたり、雑貨の飾り棚にしたりすることができます。

階段下収納

階段下に収納を設けた事例です。収納は奥行きが深すぎると奥に何をしまったか忘れてしまいがちですが、この事例のように側面側に扉を設けると物の出し入れがしやすくなります。

階段下のトイレ

階段下をトイレにした事例です。デッドスペースになりやすい空間を有効活用できることから、多くの住まいで採用されています。

階段の間取り実例

開放的な吹き抜けのリビング階段。その一部にデスクを造作して、スタディコーナーにした事例です。目線の高さを変えることで程よい距離感をつくり、家族の雰囲気を感じつつ勉強に集中しやすくなります。また、階段下の空間を活かして本棚を設けました。

近年、定番の家電のひとつとなったロボット掃除機。そこで階段の最下段の空間を、ロボット掃除機の基地となるクリーナーピットにしました。充電ステーションのためのコンセントを設けており、LDKの床をいつもピカピカに保つことができます。

リビングの階段下に、キッズスペースを設けた事例です。低めの天井がかえって秘密基地のような楽しい空間を演出しています。あえて扉を設けていないため、大人の目が届きやすく安心です。

階段の下にお子さまのための空間を設けた事例です。遊び場としてはもちろん、来客の際などに散らかったおもちゃを一時的に隠す場所としても便利だそうです。内側にパープル系のクロスを張ることで、アーチの開口部を印象的に演出。4つ並んだガラスブロックがリビングからの光を届けるとともに、デザインのアクセントとなっています。

まとめ:階段は間取りづくりの大きなポイント

階段の設置場所や種類は住まいのプランニングに大きな影響を与えます。使いやすい階段を選ぶためには、新しい家でどのように暮らしたいのかを具体的にイメージすることが大切です。ウィザースホームでは、家族構成やライフスタイルに合った間取りを提案いたします。そろそろマイホームを…とお考えなら、ぜひお気軽にご相談ください。

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