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2024.09.30

災害に強い家とは?住まいづくりのポイントを解説

目 次

近年、毎年のように大きな自然災害が起きています。災害自体を防ぐことはできませんが、強い家を建てることで被害を最小限に抑え、間取りの工夫や設備で自宅避難に備えることが可能です。

日本は自然災害が多い国

日本は世界有数の地震大国です。世界の地震のうち、じつに18.5%が日本周辺で起きています。地殻変動がたいへん活発なため、日本のなかで「大きな地震は起きない」と断言できる場所はありません。
また、地球温暖化にともない台風が大型化し、集中豪雨が増加しています。1日の降水量が200mmを超える日、短時間強雨(1時間あたり50mm以上)の回数ともに増加傾向が続いており、引き起こされる洪水や土砂災害も増えています。2018年の土砂災害の発生数は、過去最高の3,459件を記録しました。
参考:国土交通白書 2020
https://www.mlit.go.jp/hakusyo/mlit/r01/hakusho/r02/html/n1115000.html

災害に強い家とは?

自然災害の多い国で安心して暮らせる住まいの第一条件は「強い家」であること。災害から家族を守る、ウィザースホームの基本性能をご紹介します。

耐震性

ウィザースホームは「2×6(ツーバイシックス)工法」の住まいです。枠組みに使用されている2×6材は2×4(ツーバイフォー)材に比べて、曲げ強度(横方向からの力に対する強度)は約2.5倍、圧縮強度(上下からの力に対する強度)は約1.6倍です。
2×6工法の住まいは、床・壁・天井を面で囲む「モノコック構造」。地震や台風による力をしっかりと受け止めて力を分散させる、強靭で変形に強い構造となっています。
関連記事:
耐震・免震・制震の違いは?特徴やメリットを解説

耐久性

竜巻や台風による被害の大きな原因のひとつが、強風による飛来物。飛散防止機能もある「防災陶器瓦」や、衝撃に強い「タイル壁」で住まいを飛来物から守ります。また、窓ガラスの破損による雨や風の吹き込みを防ぐために、風圧に強い「耐風シャッター」を備えています。IoT対応の製品なら、気象情報に連動して自動的にシャッターを閉めることが可能です。
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台風に強い家とは?今すぐできる対策と新築時のポイント水害から暮らしを守る、家づくりのコツとポイント

耐火性

地震の二次災害として被害を大きくするものが火災です。ウィザースホームの住まいは、防火素材により隣家からの“もらい火”を防ぐ「多層外壁構造」、火の通り道を遮断する「ファイヤーストップ構造」を備え、火災が起きてしまったときの避難時間を延ばします。

災害に強い土地の選び方

ハザードマップを活用する

自治体が公開しているハザードマップで、土地の災害リスクを確認しましょう。
ハザードマップとは、地図上に地盤の強さ、洪水の起きやすさ、土砂災害の起きやすさなどを表示したものです。リスクを知ることで、災害対策が実施しやすくなります。
関連記事:
自然災害が少ない地域の見極め方は?土地の選び方ヒント
 

地盤調査

土地の地耐力(荷重に耐える強さ)が低いと地震による被害が大きくなるため、着工前に地盤調査を実施します。地盤が弱いと判明した場合でも、状況に応じた地盤改良工事の実施により強度を確保することが可能です。

関連記事:新築住宅の地盤調査は必要?調査方法や費用目安を解説

間取りや設備で災害に備える

室内の災害対策

地震の際の室内における怪我の原因の30〜50%は、家具類の転倒や落下によるものです。家具は柱や壁に固定しておき、キャスター付きの家具にはロックを掛けておきます。造作家具であれば、転倒の可能性がなく安心です。また、家具が倒れて避難経路を塞いでしまうこともあるため、出入り口付近や廊下には家具を置かないようにしましょう。
関連記事:
地震の被害をできるだけ小さくする、家具配置のポイント

在宅避難に備える

災害が発生したら必ずしも避難所で過ごさなければいけないわけではなく、自宅に倒壊や浸水の危険性がなければ、在宅避難という選択肢もあります。
このとき電気の供給が止まっていても、太陽光発電システム、蓄電システム、エネファームなどの設備があれば電気の使用が可能です。また、水や食料品、使い捨ての食器などの備蓄には、大容量のパントリーが便利です。食べ慣れない非常食をしまい込むよりも、日頃よく食べる食品を多めに購入しておき、古いものから入れ替えていく「ローリングストック」が推奨されています。
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災害に対する意識を高めよう

「もしも」の備えは、住まいの耐久性や防災設備だけでなく、ひとりひとりの防災意識も大切です。定期的な防災用品の見直しやメンテンナス、非常持ち出し袋の置き場所の確認を家族全員で行い防災意識を高めましょう。災害時にはスマホ等が不通になる可能性もあるため、日頃から「どこに避難するか」「どの経路で避難するか」を話し合っておき、それぞれが行動できるようにしておくのがおすすめです。

まとめ:災害対策は、強い家づくり+防災意識の維持

自然災害への備えは、耐震性・耐久性・耐火性に強い家づくりのほか、そこに住む人の防災意識が大切です。自然災害は、いつ起きるか分かりません。もしものときに安心して暮らせるよう、日頃から備えておきましょう。

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