リビング グラウンドピット
床を下げて落ち着く空間を創出「グラウンドピット」
一部の床を低くすることで視点が下がり、落ち着く空間を生み出せるアイデアが「グラウンドピット」です。
「グラウンドピット」とは
「グラウンドピット」とは、いわゆる「ダウンフロアー=下がった床」のこと。床を下げて視点の高さを変えることで、落ち着きが出る、視覚的なメリハリが生まれる、などの効果があります。
【メリット1】視点が低くなることで落ちつく
床を下げて地面に近づけることで落ち着きやおこもり感が生まれます。カーペットや置き畳を設置すると直座りできてより落ち着く空間に。「グラウンドピット」はリラックスしてくつろげる空間が欲しいときにぴったりです。
【メリット2】視覚的に空間の違いがわかる
下がっている床は、視覚的に「ここから先は別空間」というサイン。扉や仕切りを使わなくても空間を分けることができ、ただ広いだけではないメリハリのついた空間に。適度にオープンなので隣接した場所で別なことをしている家族の気配も感じられ、安心感があります。
【メリット3】段差が収納や腰掛に利用できる
グラウンドピットを作ることによって生まれる段差は様々なことに利用できます。例えばちょっと腰掛ける場所や、引き出し収納としてなど。段差が家族それぞれの小さな居場所や収納として活躍します。
デメリット
グラウンドピットの段差は、小さなお子様や高齢者がつまずいたり転落したりしないように注意が必要です。また、階段で区切られて事実上二つの部屋になってしまうため、家具の置き場が限定されやすい、掃除しにくい(お掃除ロボが移動できない)場合があります。
【Case1】グラウンドピット×子どもの遊び場
グラウンドピットは座って過ごすお子様と好相性。お子様が落ち着いて過ごせるうえ、視覚的な区切りを感じるのでおもちゃもそこから先には散乱しません。ベンチファニチャーを採用して段差に収納を作ると、散らかりがちなお子様用品もすぐに片付きます。
グラウンドピット×リビング・ダイニング
広いリビングとダイニングをグラウンドピットで分けるとき、効果が実感できます。写真の例ではダイニングで親密感を感じながら食事した後、グラウンドピット側のリビングに移動すると、相対的な天井の高さによって空間がより広々と感じます。
【Case3】グラウンドピット×土間リビング
外で使ったものを持ち込むとき、ペットのお世話をするときなどに、土間はとても便利です。リビングをグラウンドピットにし、タイル敷きにすると土間としての機能性とスタイリッシュさが両立できてオススメ。