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2025.10.16

【実例で解説】読書スペースのある家 造作本棚やライブラリーの間取り実例&アイデア

目 次

家づくりの際に意外と見落とされがちなのが「読書のための空間」。たとえ書斎がなくても、本棚やちょっとしたスペースを工夫するだけで、暮らしに豊かな時間をもたらします。この記事では、本棚やファミリーライブラリーのアイデア、さらに実例とともに「読書スペースのある住まい」の魅力をご紹介します。

読書スペースをつくるべき理由

理由①読書が暮らしに溶け込む

本棚や読書スペースを間取りに組み込むと、本を読む時間が日常に自然と溶け込みます。リビングや廊下の一角など、生活動線の途中に本棚があれば、通りがかりに手に取り自然と本を開く時間が増えるのです。近年はタブレットやスマホで読む電子書籍も普及していますが、紙の本の方が記憶に残りやすく集中力が高まることがわかっています。

理由②家族のコミュニケーションが広がる

家族で共有する書斎や本棚を「ファミリーライブラリー」といいます。オープンなファミリーライブラリーをつくれば、家族が自然と集まる場所に。子どもが興味を持った本について親子で語り合うきっかけにもなります。多様な本に触れる機会が増えることが、知識を深め思考力を育てる大切な一歩にもつながるはず。ファミリーライブラリーはリビング学習とも相性が良く、本を通じた教育的な効果も期待できます。

関連記事:家づくりアイデア集「図書ギャラリー(収納)」

読書スペースのつくり方とアイデア実例

読書スペースや本棚を間取りに組み込むポイントを、建築実例とともに解説していきます。

家族が自然に集まる読書スペース

リビングやダイニングに隣接した読書スペースは、家族の気配を感じながら過ごせる安心感があります。家族が一緒に過ごせる空間に組み込むことで、「使われない書斎」にならないのもメリットです。

【読書スペース実例】リビング隣の読書&学習コーナー

こちらは、リビングに隣接した小上がりのスタディスペース。家族の本がまとめて収納できる収納を設けました。床の高低差を活かした造作デスクで、リビング学習もできます。

【読書スペース実例】昼寝にも使える多目的な小上がり

ダイニングに隣接した畳の小上がり。段差に座って本を読んだり、子どもがお昼寝をしたり、思い思いに過ごすことができます。家事の合間にも目が届き、家族みんなが使いやすい場所です。

階段ホールや廊下に設けた読書スペース

2階ホールや廊下は、デッドスペースになりがちな部分。読書スペースを設けることで、新たな居場所が生まれます。

【読書スペース実例】読む・学ぶ・運動するをひとつに

2階ホールに設けた多目的スペース。本棚とカウンターデスク、さらに壁と天井には雲梯(うんてい)を設けており、読書や勉強の合間に運動もできる空間です。リビングの吹き抜けに面しているため、1階で過ごす家族の気配が感じられます。

【読書スペース実例】フレキシブルな畳空間

2階ホールの一角に設けた、置き畳の読書スペース。壁には造作の本棚を埋め込んでいます。置き畳は簡単に撤去できるため、家族の成長やライフスタイルの変化に合わせて、空間の使い方を柔軟に変えることも可能です。

おこもり感のある読書スペース

じっくりと読書を楽しみたい方には、天井が低い場所や小さな空間を利用したおこもり感のあるスペースがおすすめです。秘密基地のような雰囲気は、大人にとっても魅力的。コンパクトな空間は居場所感が生まれやすく、落ち着いて読書に没頭できます。

【読書スペース実例】LDK隣接のオープン書斎

LDKに隣接する読書スペースは、約1.5mの壁でゆるく区切ったオープン空間。家族の雰囲気を感じつつ集中できる、ほどよい独立感が魅力です。造作デスクを設けており、読書にも在宅ワークにも使えます。

【読書スペース実例】階段下のおこもり空間

階段下の空間を利用した、ご主人用の読書コーナー。天井の低さを逆手に取り、レンガ調や木目調のクロスにより地下室のような落ち着いた雰囲気を演出しています。

愛書家なら大容量の本棚がオススメ

本をたくさん持つ方なら、大容量の本棚は欠かせません。住まいと一体化した造作本棚は耐震性に優れ、可動棚にすればサイズの異なる本も効率よく収納できます。

【本棚実例】廊下のファミリーライブラリー

廊下の壁面に本棚を造作し、家族の本を集約しました。気軽に本を手に取ることができ、読書が暮らしに自然と溶け込みます。

【本棚実例】壁一面の大容量本棚

寝室の壁一面に設けた埋込みの本棚。奥行きを本のサイズに合わせ、ピッタリと収まるようにしました。棚の高さを調整できるため、たっぷりと収納できます。

壁に本棚を埋め込んで空間を有効活用

空間を無駄なく使うには、壁厚を活用した本棚がおすすめ。埋め込み型のため、通路に設置しても圧迫感がありません。

【本棚実例】階段上のライブラリー

階段を上がった正面の壁に埋め込んだ本棚。廊下を狭めることなく収納量を確保できます。

まとめ|読書スペースで暮らしを豊かに

読書スペースは、日常の小さな楽しみを広げる大切な空間。家族が思い思いに本を手に取る時間は、日常の中に温かい記憶を残してくれるはず。本好きの方にはもちろん、子どもに読書習慣を自然に根づかせたいご家庭にもおすすめです。

自由設計の注文住宅なら、たくさんの本に囲まれる住まいが実現可能です。暮らしを豊かにする読書スペースを、間取りにプラスしてみませんか?

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