CASE 189 千葉県　M様邸

ご家族から受け継いだ土地に新築することを決意したM様。子育てと家事のしやすさにこだわった、回遊動線の住まいが完成しました。玄関から直結するパントリーや、洗う・干す・しまうがスムーズに行える水まわりなど、共働きで忙しい毎日をサポートする工夫が満載です。また、長期的なメンテンナンス性や掃除のしやすさを重視して、設備や素材をセレクトしています。

お子様が走り回れるように、リビングにはあえてローテーブルを置いていません。その代わりに飲み物やお菓子を置けるよう、背面に飾り棚を兼ねた造作棚を設けました。アクセントクロスや天井の間接照明が、スタイリッシュな雰囲気を演出しています。

リビングはテレビ台やソファの大きさ・配置を事前に決めて空間をプランニングしました。カーテンレールは天井付けにして高さを強調し、窓よりも幅を取ることで開口の大きさを引き立てています。

LDK全体を見渡すことができるキッチン。家族のコミュニケーションが取りやすいように、階段をLDK内に設けました。

キッチンの前面に収納を設け、LDKに集まりがちな文房具や書類などをスッキリしまえるように。コンロの前には、油はねや油煙の広がりを防ぐために、ガラスの間仕切りを設けました。透明なので、調理をしながらダイニング・リビングに目を配ることができます。

キッチン背面のカップボードは、自動で開閉するゴミ箱の高さに合わせて、置き場所を確保しています。吊戸棚は奥様の身長に合わせて手が届く高さに設置しました。

キッチンの横に設けたパントリー。将来的にセカンド冷凍庫を置くことを想定し、コンセントを設けています。

ゆったりと広めに設計した玄関。玄関ドアのスリットやホールの窓から自然光が入ります。天井まであるシューズボックスで、大容量の収納を確保しました。

シューズボックスの向かいに設けた、土間続きのシューズクローク。灯油タンクやアウトドアグッズもスッキリと収めることができます。また、奥のドアでパントリーに直結しているため、荷物を直接運び入れて買い物動線を短縮できます。

家族が並んで身支度できる、広々とした洗面室。右側は、スツールに座ってメイクができるドレッサータイプです。壁に設けたニッチに化粧品やスキンケア用品を収納できます。玄関にもリビングにもつながる、回遊動線の間取りです。

たっぷりと自然光が差し込むランドリールーム。洗濯物をたっぷり室内干しできるように、ハンガーバーを2本設置しました。物干し用の掃き出し窓は、くもりガラスのため外からの視線が気になりません。洗濯物を畳んだりアイロン掛けをしたりする際に便利な造作カウンターは、作業しやすいように天板を広めにしています。

ランドリールームに隣接するウォークインクローゼット。乾いた衣類をすぐにしまうことができます。天井のクロスを大胆な花柄にして、モノトーン基調の空間に遊び心と彩りをプラス。仕事用の服をこのクローゼットに集約することで、平日の暮らしが1階で完結するようにしています。

脱衣所にはオリジナル収納のMONOプレイスを設け、バスタオルや着替えをしまっています。浴室には、清掃性と断熱性を重視して窓を設置していません。また、掃除をラクにするためにあえて鏡や棚を設置せずに、代わりにマグネット式の鏡を取り付けています。

2階はブラウンのフローリングを採用し、温かな雰囲気に。ホールの壁に本棚を埋め込んで、書籍や漫画をスッキリ収納しています。

落ち着いたトーンの寝室。スマホや本を置けるように、枕側にカウンターを設けました。将来的にプロジェクターを設置することを想定し、足側の壁はスクリーン投影用のクロスを採用しています。

寝室に隣接する書斎。カウンターデスクと、書籍や書類をたくさん収められる本棚を造作しました。寝室のほか廊下からもアクセスできるため、寝ている家族を起こさずに出入りすることができます。

寝室に隣接するウォークインクローゼット。こちらには、週末に着る私服を収納しています。1階のクローゼットと同様に、天井に花柄のクロスを採用しました。

外観はライトグレーのガルボストーンタイルをベースに、ダークセピアのスクラッチブリックタイルをアクセントにして、シンプルかつ泰然とした印象に仕上げました。耐久性や耐候性に優れた総タイルが、長期間美しい状態を保ちます。

リビングに面するタイルデッキ。頭上のパーゴラは、日差しや天候に応じてルーバーを開閉することができます。今後はここでBBQやおうちキャンプを楽しみたいそうです。