CASE 151 千葉県 O様邸
思い出を引き継ぐラウンドデザインの家
ご両親から受け継いだ住まいを、ご夫婦と3人のお嬢さまが快適に過ごせるよう建て替えを決めたO様。伝統的な日本家屋をモダンな建物に一新しつつ、生まれ育った家の思い出を引き継ぎたいとご希望でした。そこで、欄間や障子戸など職人技が光る造作を新居の和室に移植して、旧家の面影を残しました。また、ゲストが多いことから、たくさんの人が集える広々とした空間や、おもてなしの工夫が盛り込まれています。外観で目を惹くラウンドの空間は、「ありきたりな家にしたくない」という奥さまのこだわり。総タイル貼りの風格ある外観が、先代のお父さまが建てられた本格的な日本庭園と調和しています。
色むらのあるタイルが豊かな表情を織りなす、重厚感のある外観。６つの窓がラウンドに連なる空間は、この住まいのシンボル的存在です。
正面の壁に大理石を貼った、ホテルライクな玄関。美しい石目が、住まいの顔にふさわしい風格を演出しています。
ゲストを迎える玄関と、シューズクローゼットを兼ねた家族用玄関との２WAY動線なので、ゲスト用玄関はいつもスッキリ。家族用玄関はロールスクリーンでサッと目隠しできます。
旧家の美しい欄間や障子戸を丁寧に取り外し、和室に移植。経年による反りや歪みを微調整したのち、新築の住まいに違和感なく収めました。
こちらの障子戸も旧家のもの。富士山と網干文様の繊細なデザインに、丸窓の光が浮かび上がります。
ゆるやかな間仕切りでつながる開放的なLDK。吹き抜けで２階まで続く大空間ですが、高気密・高断熱のためエアコン1台で快適さを保てます。
TVボードの裏手にあるラウンドの空間は陽当りが良く、愛犬もお気に入りの特等席。デスクを置いて、リモートワークやリビング学習の場としています。
効率的な家事動線を叶える、キッチンと横並びのダイニングテーブル。モノトーンのモダンな室内を、窓が切り取る日本庭園が引き立てています。
ダイニング背面のトール収納に食器だけでなく家電も丸ごと収めることで、キッチン・ダイニングはいつでもスッキリとした空間を保てます。
LDKと２階をつなぐ大空間の吹き抜け。手すり壁を透明なガラスにしたことで、空間の伸びやかさをさらに演出。
２階ホールの一角に設けた、奥さまのワークスペース。家じゅうの様子が伺える、住まいの中心です。
３人のお嬢さまにはそれぞれ個室を設けました。各部屋のインテリアは、ご本人が選んだもの。
トイレの手洗いを兼ねたゲスト用の洗面台。いつでも安心して案内できるよう、生活感が出やすい家族用の洗面室とは別に設けました。
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