CASE 134 千葉県　O様邸

小上がりの和室を隣接させたLDK。お子様たちも元気に走り回れる広さがある。「アジアンテイストにしたくて、内装はホワイトとブラウンで統一し、ラタン家具を合わせました」とご主人。奥には2つの子ども部屋、主寝室がつながる。

将来もずっと心地よく、維持費の面でも理想的な平屋を追求

明るい南側にLDKをゆったりと配したO様邸。リビングの隣には多目的に使える小上がりの和室を設けています。「妻も僕も3人兄弟で実家が2階建。それぞれ独り立ちした今、子ども部屋のある2階は使っていなくて。だから自分たちの家は平屋にして、いずれ巣立つ子どもの部屋はシンプルに、その分家族が一番長く過ごすLDKを思いきり広く心地よい場所にしようと思ったんです」とご主人。「子どもたちは広い空間を楽しそうに走り回っています。平屋の魅力は、家族が違う部屋にいても声が届きやすいこと。階段がないのでお掃除もラクです」と奥様も微笑みます。ご主人のご実家近くの角地に広い土地を見つけたことからはじまった理想の平屋づくり。先にマイホームを建てたご友人のすすめや、地震に強い工法という性能面からウィザースホームを選ばれたそうです。「デザインがよくて将来塗り替えのいらない外壁タイルが標準で、太陽光発電システムの実績が豊富な点も決め手でした」と奥様。O様邸は南側の広い屋根面いっぱいに太陽光パネルを搭載。オール電化仕様にしてその光熱費を賄いつつ、多い月で使用量の約3倍の売電を実現しています。玄関を広く、天井を高く、子ども部屋には天窓を。そんなご希望も叶え、子育て真っ只中の忙しい今も、夫婦2人になってからの落ち着いた暮らしも、ワンフロアでのびのびと楽しめるO様邸です。

南面の広い庭とつながるLDK。高さも間口も奥行きもある均整のとれたゆとりの空間が心地よさを深めている。テレビボードにはオリジナルシステム収納MONOプレイスの「ベンチファニチャー」を採用。背面のエコカラットや間接照明とともに、美しい収まりを実現している。

天井高は通常より高い2m60cmに。その高さを活かしてキッチンには下がり天井を採用。ダークブラウンのアクセントクロスで空間を美しく引き締めている。

小上がりにしてゆるやかな独立性をもたせた和室。通常より天井が高いのでLDKより床面が上がっていても圧迫感がない。今は取り外している襖を閉めれば客室としても使用できる。縁無しのモダンな畳や配色はモデルハウスを参考にしたそう。

フルオープンの対面キッチンは御影石調のカウンターをセレクト。リビングのテレビ背面にも石調のエコカラットを採用し上質感を演出している。「テレビ奥につくったリビング収納に子どものオモチャ類をしまえるので助かっています」と奥様。ご主人は、お子様がもう少し大きくなったらインテリアに観葉植物をプラスして、さらにアジアンテイストを楽しむ予定だとか。

キッチンの裏側に設けたパントリーは、「可動棚」で機能的な収納を実現。

LDKに面して左右対称に2つ確保した子ども部屋は、天窓を設けて明るさに配慮。今は多目的スペースとして活用中。

LDKに並んで南面に配した明るい主寝室。ウォークインクローゼットも設けている。フローリングやサッシ枠に合わせてアクセントクロスやシェードもブラウン系でまとめ、落ち着いた雰囲気に。

玄関ホール正面の壁にはエコカラットを採用。ダウンライトも設置し上からの光で美しい陰影を強調している。「人感センサーですぐ点くようにしてもらいました」とご主人。

住まいの顔として、ゆとりのスペースを確保した玄関ホール。玄関収納のほか、大容量のシューズクロークを設けて空間を美しく保っている

リビングとも玄関とも近い位置に配置した洗面脱衣室。スタイリッシュな置き型の洗面ボウルやミラーボックスはご主人のこだわり。室内物干しスペースも設けている。「共働きなので重宝しています」と奥様。

家族用とは別に玄関側に設けたお客様用トイレ。

約160坪の敷地に建つO様邸。南に面した間口の広さは18m超。そのファサードデザインは掃き出し窓のほか4連のスリット窓やスクエアの小窓などを配し、シンプルなフォルムの中に個性を演出している。外壁タイルならではの陰影を際立たせ、色調は落ち着いたショコラブラウンで統一。屋根には9.15kWの太陽光パネルを搭載。また、タイル敷きにした芝生の庭の中央では、キャンプ道具を出してバーベキューを楽しんでいるそう。「遊びに来た友人たちも『平屋いいね』と言っています」とご主人。

外構もホワイトとブラウンを基調に、スリット柱などを組み合わせ、アジアンテイストに。