CASE 004 神奈川県 M様邸
好みは別々、家族はひとつ、親子三世代が集う家。
子世帯リビングは、白と黒を基調としたシンプルモダンなインテリア。親世帯側は、床材にブラウンを選び温かみと落ち着きのある空間に。お互いの世帯の好みを大切にした家づくりをされています。
世帯別の好みがひとつ屋根の下で共存。技ありの縦空間の活用も見どころ。
M様が目指されたのは、ひとつ屋根の下で一緒に暮らしている実感がありながらも、お互いの世帯の希望が反映された別々の家でした。完成したM様邸は、1階と2階に世帯ごとの玄関があり、1階と2階、2.5階で生活空間が分かれた完全分離型の二世帯住宅です。完全分離型ではあるものの、2つの世帯は玄関階段だけではなく、室内階段でもつながっています。「お互いの世帯を気兼ねなく行き来していますよ。私が仕事に行く日も、娘はおじいちゃんとおばあちゃんがいるからちっともさみしくない様子。親子三代で娘を育てている感覚です」と奥様はおっしゃいます。親世帯のリビング・ダイニングは、隣り合う和室の引き戸を解放することで親戚が集まっても余裕の広さをもつ空間に早変わりします。また、大収納スペース「MONOピット」やロフトを有効活用し実質3層構造となっている子世帯は、収納を集中したことで各部屋を広く使えるようになり、たってのご要望だったシアタールームのためのスペースも確保することができました。両世帯がそれぞれお互いのスタイルで暮らしながらも、家族としての確かなコミュニケーションの場がある。目指した家が、確かに形になりました。
明るく広々とした子世帯のリビング・ダイニング。白木に近い色目の床材と白い壁紙が2階に射しこむ陽射しをより一層明るく見せます。
子世帯のキッチンは清潔感のある白で統一。家事をしながら家族とコミュニケーションがとれるよう対面キッチンに。
ダイニングにはお子様の勉強スペースを配置。リビングやキッチンにいてもお子様の様子に目が行き届きます。
照明やカーテン、ロフトのクロスなどを同色にして、室内の統一感を演出した子ども部屋。お子様もお気に入りなのだそう。
子ども部屋のロフトは、ハンギングチェアのあるとっておきのスペース。暗くすると天井が星空になる仕掛けもあります。
親世帯のリビングは和室とつなげると親戚が10人以上集まっても大丈夫な大空間に。
「キッチンの中を見せたくないけれど、コミュニケーションは取りたい」というご両親の要望が形になった対面が可能な独立型キッチンです。
将来車椅子を使うことも考えて、親世帯の玄関やトイレは広めに確保しました。
先々のメンテナンスの手間やコストを考えて外壁はタイルに。「どっしりした屋根がある方が家らしい」というご主人の要望で瓦葺きになった屋根は材質や形にもこだわりました。
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