CASE 156 千葉県　X様邸

「みんな寂しがり屋で、つい集まってしまうんです」というXさまご一家。幼い妹さんから中学生のお兄ちゃんまで4人のお子さまのいる6人家族です。同じ空間のなか、くつろいだり、遊んだり、勉強したり…、家族全員が集まっても窮屈にならず、それぞれが思い思いに心地よく過ごせる家づくりをご希望でした。忙しい毎日を快適に暮らせるようスムーズな生活動線を意識し、6人分の持ち物をスッキリと収納できる工夫を盛り込んでいます。リビング・ダイニング・キッチンに自然と家族が集合し、にぎやかで笑いが絶えない住まいになりました。

テイストの異なる3種類の外壁タイルを張り分け、メリハリのあるデザインに仕上げたモダンな外観。

玄関アプローチに設けたシンボルツリーのある植え込み。家族の思い出とともに成長していく姿が楽しみです。

軒が大きく張り出した「のきしたテラス」仕様の玄関ポーチ。大切な自転車やアウトドア用品を雨から守ります。壁で目隠しされているため、宅配便の置き配にも便利です。

仲良し家族がいつも一緒に過ごすリビング・ダイニング・キッチンは、木の趣やタイルの質感を活かした味わい深く落ち着いた印象のヴィンテージテイストに。下がり天井に設けた間接照明のやわらかな光の演出も加わり、優しいぬくもりとくつろいだ雰囲気を醸し出す空間に仕上げました。

ダイニングは配膳や片付けがしやすいよう、キッチンと横並びに。ご夫婦がお好きなカフェを参考に、ヘリンボーン張りのタイルやレンガ風タイルで壁を仕上げました。6人分の食器がスッキリ収まる大容量キャビネットは、調理スペースとしても活用できるカウンタータイプ。

キッチンに立つ奥様が、ダイニング・リビングと畳敷きの洋室を一望する間取りで、家族みんなの様子に目を配りながら家事ができます。また、家族同士がお互いの様子を感じられるので、安心感があり、会話や笑いも自然に増えるそう。

キッチン奥には大容量パントリーを設け、冷蔵庫と冷凍庫を置くスペースも確保。6人家族の1週間分の食材をまとめ買いしても、キッチンはスッキリ。行き止まりのない回遊動線のため、家族がスムーズに行き来できます。

パソコンを使い始めたお子さまを、ご両親が見守りとサポートができるよう、ダイニングの一角にスタディコーナーを設けました。

和室の幅いっぱいに設けた地窓は、視界を遮る窓枠の無いFIXタイプを採用。和風庭園を絵画のように美しく切り取ります。階段下の空間を活かした収納で、お子さまの絵本やおもちゃもスッキリしまえます。

リビング・ダイニング・キッチンの傍らに設けた畳敷きの洋室は、2面から出入りできる開放的なつくりですが、引き戸を閉めれば独立した空間に。客間にもお子さまの遊び場にも活用できます。

各々が自室に閉じこもらないようTVは個室に置かず、2階のホールに設置するようにしました。天井に室内物干しを設置しているので、ランドリースペースとしても活用できます。

主寝室の窓は、西日を意識してコンパクトにしました。天井に木調クロスを張り、ベッドに寝転んだときに木に包まれるようなリラックス感のある空間に仕上げています。

玄関ホールの正面に掛けられた絵画は、ご主人さまが「家を建てたら飾りたい」と決めていたもの。飾り棚を兼ねるシューズボックスには、お出かけ時に必要な小物が収納できるので、スッキリとした玄関を保つことができます。

玄関は家族用とゲスト用を分けた2WAYタイプのため、ゲスト用の玄関はいつでもスッキリ。家族用玄関を上がると大容量のシューズクロークとなっており、6人分の靴をしっかりと収納できます。

朝の身支度時の渋滞を緩和してくれる、2ボウルの洗面台。玄関とリビングの間にあるため、帰宅後すぐに手洗いができます。入浴時に家族が鉢合わせにならないよう、脱衣所と切り分けました。