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2025.07.26

暑い夏を快適に!過ごしやすい家づくりのヒント

目 次

「室内が、まるでサウナ…!」近年の夏は、最高気温が35℃を超える猛暑日が当たり前のようになってきました。エアコンに頼るのは当然として、実は家の間取りや設計によって、夏の過ごしやすさは大きく変わるのです。この記事では、これから家を建てる方に向けて、猛暑を乗り切るための住まいづくりのポイントを解説します。

この記事のポイント

  • ・高断熱・高気密住宅は、熱中症のリスク軽減や光熱費の節約につながる。
  • ・パッシブ設計を取り入れることで、快適性と省エネ性を両立できる。
  • ・中庭やウッドデッキなどを活用して、夏を楽しもう。

住まいの工夫で夏はもっと快適になる

以下のような「夏の悩み」は、多くのご家庭が感じているはず。

  • ・エアコンをつけても冷えにくく、電気代がかさむ
  • ・湿気や寝苦しさで、夜中に目が覚めてしまう
  • ・子どもが外で遊べず、家の中での過ごし方が単調になる
  • ・梅雨時は洗濯物が乾きづらく、生乾きのニオイも気になる
  • ・虫の侵入やカビの発生が心配

こうした悩みは、「間取り」「断熱性能」「通風」「設備」など、住まいを根本から見直すことで改善できます。

注文住宅だからできる!夏の暮らしを快適にする工夫

高断熱・高気密で外気の暑さをシャットアウト

意外にも、熱中症の発生場所のトップは屋外ではなく住宅内。東京消防庁によると、令和6年夏に救急要請のあった熱中症の発生場所として、「住宅・住居」が全体の36.1%を占めました。高齢者に限ると約半数の48.0%にのぼります。屋内にいてもこまめな水分補給を行い、エアコンを適切に使用することが大切です。

出典:熱中症の統計資料│東京消防庁

そこで注目したいのが、外の暑さを室内に伝えにくく、エアコンの涼しさを逃がしにくい「高断熱・高気密」の住まい。住宅の断熱性能は「UA値(外皮平均熱貫流率)」で示され、数値が低いほど熱の出入りが少ない家といえます。また、「断熱等級」という指標もあり、数字が大きいほど断熱性能に優れています。

また、窓は熱の出入りが特に多い部位。断熱サッシや複層ガラス(ペアガラス)、遮熱カーテンなどを取り入れれば、冷房効率が向上し電気代の節約にもつながります。また、太陽光発電システムと組み合わせれば、省エネと創エネの両方をカバーすることが可能です。

関連記事:ダブル断熱とは?冬暖かく夏涼しい家の基礎知識
関連記事:健康的で快適な家づくりのカギは高気密・高断熱
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自然の力を活かした暑さ対策

「パッシブデザイン」を取り入れた住まいづくりも注目されています。パッシブデザインとは、風や光を利用して快適な室内環境をつくる設計手法です。

パッシブデザインの一例としては

  • ・日差しを遮るために庇(ひさし)や軒を深く取る
  • ・窓の配置により、明るさは確保しつつ厳しい西陽はカットする
  • ・風の通り道を意識して窓を設ける

といった方法があります。

エアコンによる涼しさとパッシブデザインを併用することで、より快適な住まいづくりが可能になります。

関連記事:パッシブデザインとは?自然の力を活かす 快適な家づくり

洗濯物のジメジメやニオイを防ぐ

梅雨から夏にかけては、洗濯物の悩みが増える時期でもあります。室内干しによる湿気や生乾き臭が気になったり、リビングを洗濯物が占領してしまったり…。こうした悩みを解消するのが、ランドリールームです。洗濯と物干しの場を一か所に集約し、通気性や陽当りに配慮した空間でしっかりと乾かすことができます。外に干さないことで紫外線による色あせを防ぎ、大切な服が長持ちするというメリットも。パワフルな温風で衣類を高温・短時間で乾かせるガス乾燥機「乾太くん」も人気です。また、ランドリールームとクローゼットを隣接する間取りにすれば、洗う→干す→しまうを1ヶ所で完結することが可能です。

関連記事:毎日の洗濯と室内干しを快適にするランドリールームのある間取りのポイント
関連記事:洗濯物を気持ちよく速乾! ガス式衣類乾燥機「乾太くん」

イヤな虫を防いで快適に

夏といえば蚊やコバエなど、虫の問題も気になるところ。新築時にしっかりと対策しておくことで、快適な暮らしを維持しやすくなります。たとえば、土地選びの段階から虫の多い環境を避ける、虫が侵入しにくい高気密の構造にする、庭木の種類にも配慮するといった工夫で、虫が寄りつきにくい環境が整います。風通しの良さと虫対策は相反することも多いですが、設計次第で両立可能です。

関連記事:虫を寄せ付けない家づくり、新築時に知っておきたいポイント

夏を楽しむ住まいづくりのアイデア

中庭・ウッドデッキを「おうちリゾート」に

暑さ対策だけでなく、夏を楽しむ視点も大切です。住まいに中庭やウッドデッキがあれば、リゾートで過ごすような時間を楽しめます。家族や友人で集まりバーベキューをしたり、冷たいドリンクを片手に夕涼みをしたり…。外構の植栽や借景があれば、緑が心を癒やしてくれるはず。夏を楽しめる空間をつくることで、日常の中に非日常を楽しむ心の余裕が生まれます。

関連記事:【実例あり】中庭のある住まいづくり、間取りのポイントを解説
関連記事:ウッドデッキのある家でアウトドアライフを楽しむポイント
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子どもと楽しむ住まい、夏休みの思い出づくり

子育て中のファミリーにとって、夏休みは家族の思い出をつくるチャンス。お出かけのレジャーだけでなく、家の中や庭先でのちょっとしたイベントも、子どもたちの記憶に残ります。

例えば、

  • ・ウッドデッキでの水鉄砲やビニールプール
  • ・庭やテラスにテントを張って「おうちキャンプ」
  • ・家庭菜園やグリーンカーテンを育てる

といった楽しみ方で、親子一緒に夏を満喫することができます。

関連記事:おうちキャンプで、おいしく防災訓練してみませんか?
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【実例3選】暑い季節も心地よく過ごせる家

【実例1】ガレージハウスのルーフバルコニー

インナーガレージの屋根部分を活かしたルーフバルコニー。2階リビングのため、バルコニーが庭の役割を果たしています。人工芝や大型のパラソルを設置して、心地よく過ごせるように工夫されています。周囲からの視線を気にせずに過ごせるよう、高めの手すり壁で囲みました。

【実例2】セカンドハウスのタイルデッキ

コの字型の家の中心に、タイルデッキの中庭を設けた事例です。3方を囲むことで、プライバシーとほどよい開放感を両立しています。屋外用の家具を置いて、くつろぎのセカンドリビングに。夜はライトアップにより、リゾートホテルのような落ち着いた雰囲気になります。

【実例3】南欧風住宅のカバードポーチ

間口全体をカバーする大きなポーチを設けた家です。深い軒が雨や日差しを遮るため、室内の延長のような感覚で活用できます。玄関からも、リビングからも出入りが可能です。昼夜を問わず快適に過ごせるように、軒天にダウンライトを設けました。

まとめ:夏を快適にする家づくり、はじめませんか?

夏を涼しく・楽しく、そして快適に過ごすためには、適切なエアコンの使用のほか、住まいそのものの工夫も大切です。自由設計の注文住宅なら、高断熱・高気密、パッシブ設計、ランドリールーム、中庭など、暮らしを豊かにするアイデアを、ご家族のライフスタイルに合わせて取り入れることができます。


「夏に強い家って、どう作るの?」「うちの土地でも中庭はつくれる?」そんな疑問・質問がございましたら、お気軽にご相談ください。ウィザースホームでは、ご家族の暮らし方やお悩みに寄り添いながら、最適な住まいをご提案しています。これからの夏をもっと楽しく、快適に過ごせる家づくりをはじめてみませんか?

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