CASE 158 東京都 M様邸
スケルトン階段から光が降り注ぐ、都心の3階建て
M様は、ご夫婦と2人のお子様の4人家族。都心のマンションにお住まいでしたが、手狭に感じるようになっていました。コロナ禍をきっかけにご夫婦それぞれの在宅ワークスペースがないことや、お子様部屋を用意してあげたいという思いから住み替えを決意。重視したのはマンションと同等以上の快適性と機能性でした。
完成した住まいは、暮らしの機能を2階に集約し、1階と3階に個室を配置した3階建て。フロアを移動することで、在宅勤務のオン・オフを切り替えやすい間取りです。また、高気密・高断熱のツーバイシックス工法を採用したことで、ご夫婦がかつて抱いていた「戸建ては夏暑く、冬寒い」というイメージはすっかり払拭され、とても快適な住み心地を実感されているそうです。
細目のガルボストーンタイルをベースに、大判タイルのストーンタイプコレクションを貼り分けたモノトーンの外観。大判タイルならではの豊かな表情が、上品な高級感を演出します。インナーガレージは大型ワゴン車を停めても余裕の広さがあり、愛車のメンテナンスを思う存分楽しむことが可能です。
壁や建具を白で統一した玄関。土間のタイルをホールまで貼っているので空間に一体感が生まれ、広がりと奥行きが感じられます。
ダンスを習っているお子様達が踊ることもできる広々としたリビングは、通常よりも20cm天井を高くすることでのびのびとした空間を演出。壁面の幅いっぱいにテレビ台を造作しました。コーブ照明が天井を柔らかく照らし、さらに広がりを強調しています。
バルコニーの窓際には小上がりを設けており、家族それぞれが思い思いの場所に座って団らんの時間を過ごせます。
スケルトン階段を通して、3階の窓からの自然光がリビング・ダイニング・キッチンに降り注ぐので、住宅密集地にありながら、心地よい開放感と明るさを感じることができます。
住まいの中心に位置し、存在感を放つスケルトン階段。アイアンの縦格子のなかに、浮遊するような踏み板が印象的です。階段の蹴込みに透明なアクリル板を設置しており、デザイン性と安全性を両立しています。
モノトーンのシックなキッチンは、省スペースな壁付けタイプ。横幅を通常より大きく取ることで収納量と作業スペースを拡大しました。背面に設けた大容量収納にはゴミ箱用のスペースも確保しており、いつもスッキリとした状態を保てるように配慮されています。
構造上の梁と並行するように化粧梁を設置し、その中心にペンダントライトを配置。天井にアクセントを設けることで、リビングとダイニングの連続性を保ちつつ、視覚的に空間を分けています。
ランドリールームを兼ねた脱衣所。バルコニーのある2階に水回りを集約しているため、洗濯から物干しまでスムーズに行えます。天井にアイアンハンガーを備えており、室内干しをすることも可能。両側には大容量の収納があるので、洗剤のストックや家族の着替えがスッキリと収まります。
空間の広がりを感じさせる大きな鏡と、大理石の天板が美しい洗面台。洗面室と脱衣所を分けたことで、家族が入浴しているときにも気兼ねなく洗面台を使えます。
南向きの窓から明るい光が差し込む、奥様の寝室。奥(写真右)には在宅勤務用のワークスペースを備えています。
寝室とひと繋がりのワークスペースは、クロスの張り分けにより視覚的に空間を分けました。ウェブ会議の際に、ベッドが丸見えにならない角度に配置しています。
お子様2人の好きな色、ピンクとブルーの扉が目を引く子ども部屋。整理整頓の習慣が身につくように、クローゼットの扉はあえて付けずにオープンにしています。個性的なアクセントクロスは、お子様たち自身がお気に入りものを選びました。
今は姉妹2人が一緒に過ごしている子ども部屋ですが、それぞれの空間が必要になった時に備えたレイアウトにしました。中心に間仕切り壁を新設することを想定し、どちらの部屋でも快適に過ごせるよう、両側に収納・窓・照明などを配置しています。
3階ホールはフリースペースとして、書籍やおもちゃを収納する本棚を設けました。本を読んだり、電子ピアノの練習をしたりと、自由に過ごすことができます。
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