CASE 159 千葉県　S様邸

築40年余りの住まいの建て替えを計画されたS様ご一家。結婚当初からご両親と同居されており、新居へのご要望は「家族が集まって仲良く暮らせる二世帯住宅」でした。美しくモダンなデザイン、家族が自然に顔を合わせるリビングや使い勝手の良い水まわり、空間を有効活用した豊富な収納など、細かいところまで行き届いた提案に、大きな安心を感じたそうです。打合せ には毎回ご両親も参加し、全員の想いが詰まった住まいが完成。「今は家族揃ってリビングで過ごすことがほとんど。家族の絆が強まり、さらに仲がよくなった感じがして、それが一番うれしいですね」とS様。新築後に生まれたお子様を囲んで、笑顔が絶えない賑やかな暮らしが日常になりました。

ユニークな屋根形状が織りなすリズムが印象的な外観を演出。外壁は色と質感の異なる壁材をバランス良く配置した総タイル張りで、重厚でありつつモダンな佇まいに仕上げられています。

アプローチの形や石材の色、植栽の種類まで計算された外構デザイン。建物と調和することでより豊かな表情が生まれます。玄関まわりを縁取るベージュの壁は凹凸感があって陰影が美しいグレイスフルタイル。「夜も光に映えてきれいです」とS様もお気に入りです。

オープンスタイルのペニンシュラ型を採用し、家族みんなで使えるキッチンに。キッチンと食器棚の間の通路もゆったりと広く確保されています。以前は壁に向かうような閉じたタイプのキッチンで一緒に作業できなかったそうですが、今は誰もが料理を作ったり、洗い物を手伝ったり、家事に参加することが増えたそうです。

キッチンの奥にはパントリーを設けて壁面いっぱいを収納にしました。「以前は別の部屋の押入れをパントリー代わりに使っていましたが、やはり棚があると整理しやすく、見た目もスッキリします」とお母様。

キッチンとダイニングが横並びのレイアウトはコミュニケーションが取りやすいのがメリット。間に通路を設けてあるため、動線もスムーズです。また、南東の窓に面したダイニングからキッチンまで光が入り、明るく開放的な空間が演出されています。

ダイニングの一角にはワークスペースも設置。「子供が将来、宿題などをできるようにと考えました」とS様。

キッチンから水まわりへと続く廊下にはカウンター型の収納を設けてスペースをムダなく活用しました。上部はマグピタボードを採用し、ご家族の写真やお子様の作品、学校からのお知らせなどを貼れるように工夫されています。

「家族が集まる場所だから、なるべく広く快適に」というご要望を反映したモダンなリビング。豊かな陰影を生み出すグレイスフルタイルと間接照明をあしらったTVまわりや、こだわりの大理石の床など、上質で贅沢な空間です。

キッチンからダイニングやリビングを一望できるオープンな造り。どこにいても家族の様子がわかり、自然なコミュニケーションや一体感が生まれます。

「どこかに畳がある空間も欲しい」というS様のご要望で、小上がりの和室をリビングに隣接しています。網代風の天井や縦格子、掘り炬燵を取り入れ、和モダンなくつろぎ空間が完成しました。「友人を呼んでお酒を呑むのが楽しみになりました」とS様。

アクセントクロスでデザイン性を高めたご両親の寝室。奥には大型のウォークインクローゼットや、お母様がメイクできるカウンターも設置されています。

ご両親の寝室の入り口に設けられた書斎と本棚。カウンターの広さや高さ、本棚のレイアウトなど、使い勝手よく計算されており、落ち着いて作業できる空間です。

アクセントクロスや間接照明がオシャレなご夫婦の寝室。こちらの部屋にも大型のウォークインクローゼットを設けてあるため、いつもスッキリと美しい空間をキープできます。

「周囲に畑が多いので、洗濯物を外に干すと土埃が付きやすいのが気になっていました」と奥様。そこで、洗濯から室内干し、アイロンがけや畳む作業まで1箇所で完結できるランドリールームを設けました。浴室からの動線上に着替えを収納できるウォークインクローゼットもあり、「誰かが入浴中でも気を遣わず、効率よく洗濯ができて助かっています」とお母様。

広々とした脱衣室。ベンチタイプの収納は営業担当からの提案で、ちょっと腰掛けて休んだり、小さなお子様の着替えなどにも重宝しているそうです。

洗面室は、頻繁な手洗いが日常化したこともあり、家族が多いと渋滞しやすい空間。そこで脱衣室と分離して広いスペースを確保し、座ってメイクもできるように設計されています。

モノトーンでスタイリッシュに仕上げた玄関ホール。ここにも外壁と同じグレイスフルタイルを貼り、間接照明で照らすことで美しい陰影が生まれ、空間を彩ります。壁埋め込み式のスリッパ収納や大きな荷物をしまえる土間収納もデザイン性と使い勝手の良さを意識した設計です。

建物東側の下屋部分は、現在はお隣にお住まいのおじい様・おばあ様が、将来は同居できるようにと用意されたスペース。手すり付きスロープと専用の玄関も備えられています。

おじい様・おばあ様の部屋は洋室と仏間の二間続き。床の間も備えた仏間は、昔から使用していた大切な神棚を置けるように、サイズに合わせて設計されています。

おじい様・おばあ様専用の玄関を設けて、お客様が気軽に訪問できるようにしています。玄関からすぐにトイレや水まわり、キッチンにいける動線など、暮らしやすく工夫されています。

屋根には9.94kwの太陽光発電パネルを搭載。光熱費を大幅に節約できる、環境にやさしい住まいを実現しています。