CASE 167 千葉県 H様邸
吹き抜けリビングのある、上質な平屋
築50年余りの家を建て替え、お母様と同居するための住まいを計画されたH様。新居に求めた条件は平屋であることと、プライバシーに配慮した間取りでした。ウィザースからの提案は、吹き抜けリビングのあるプラン。平屋でありながら高さを強調した開放的な空間や、ほどよい距離感を保った住まいが完成しました。また、ご高齢のお母様が安心して暮らせるよう、廊下の幅を大きく取り、開口部はおもに引き戸を採用。将来に備えて玄関にスロープを設けています。
勾配天井の吹き抜けリビング。平屋でありながら、ダイナミックな空間の広がりを感じることができます。窓側に下がり天井を設け、間接照明でさらに伸びやかさを強調。また、一角にコーナー型のテレビ台を造作し、背面の壁に重厚感のあるエコカラットを貼って空間にメリハリをプラスしています。
住まいの中心に位置する玄関。広いホールと、正面の和室が伸びやかにつながる、開放的な空間です。シューズボックスの下に設けた間接照明が、浮かび上がるように足元を照らします。
和室はコントラストを抑えたトーンでまとめ、洗練された印象に。坪庭を臨む地窓は、空間の連続性を阻害しないように、窓枠が目立たないFIX窓を採用しました。吊り戸棚の下を床の間のように仕立て、間接照明で照らすことで空間のアクセントに。お施主様が敷き詰めた砂利が非日常感を高めています。
リビングとダイニングをL字型に配置して、つながりを保ちつつ食事の空間とくつろぎの空間を分けています。キッチンのカウンターは立ち上がりを付け、リビング側から手元を隠せるように。行き止まりのない回遊動線で、効率的に家事ができます。
キッチンは通路を広く取っているため、両側の引き出しをいっぱいに開けてもぶつかりません。カップボードは通常よりも奥行きが深い65cmのものを採用して収納量をアップ。天板が広いので、調理中にお皿や食材をたくさん置くことができます。手が届きにくい吊り戸棚は設けず、代わりに高窓を設けて明るさと開放感を持たせました。
寝室は「安眠のための空間」にするため、シンプル・シックにまとめました。大きな窓は設けず、ベッド側の天井には照明も設けていません。
南向きの掃き出し窓から自然光が差し込む、お母様の居室。陽だまりの空間で庭を眺めながら、ゆったりとした時間を楽しむことができます。
ご主人のご趣味であるEWI (管楽器のシンセサイザー)とデジタルサックスの演奏のための空間。音漏れを防ぎながら光と風を採り入れられるよう、コンパクトな窓を設置しています。
広々とした洗面室兼脱衣所。朝の渋滞を防ぐダブルボウルと、メイクがしやすいミラーライト付きの洗面台です。浴室は、毎日の家事がラクになるよう、床や浴槽に自動洗浄機能を搭載した製品を採用しています。
脱衣所の一角に可動棚とベンチを設置しています。「入浴前後や着替えの際に、腰かけながら安全に脱ぎ着ができる」と奥様のお墨付きをいただきました。
片流れ屋根と切妻屋根を組み合わせ、デザインの緩急が感じられる外観。ハーモニーフェイスタイルのライトブラウンをベースに、ダークセピアとホワイトのタイルでアクセントを加えました。深い軒が住まいに陰影をもたらし、重厚感を演出しています。
夜は照明により、タイルの陰影が美しく浮かび上がります。玄関の階段も間接照明で浮遊感を強調。足元の安全性も向上し、遅い時間の帰宅時にも安心です。
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