CASE 172 埼玉県 S様邸
ピクチャーウインドウが彩る、ミニマリズムの家
お子様が誕生し、家を建てることにしたS様。とことん「シンプル」であることをテーマに、余白の大きさと上質な素材にこだわった伸びやかな住まいが完成しました。吹き抜けのリビングを彩るのは、大開口のピクチャーウインドウ。室内からフラットにつながるタイルテラスは、セカンドリビングとしてご家族の時間をより充実させてくれる場所です。収納の確保と間取りの工夫により、使いやすい動線を保ちつつ生活感を見せない住まいを実現しています。
シンプルな空間に存在感を放つアイランドキッチン。回遊できるため、ご夫婦でキッチンに立っても動線がぶつかりにくく、スムーズに作業できます。キッチンの高さはご主人様の身長に合わせました。ほかに収納家具を置かずに済むよう、前面収納と背面のカップボードで充分な収納量を確保しています。また、カップボードを中心にパントリーの引き戸とFIX窓の幅を揃えることで、全体をシンメトリーに仕上げました。
内と外の視覚的なつながりにこだわり、リビングに大開口のFIX窓を設けました。さらに室内とタイルテラスの高さを揃えることで、空間の連続性を演出。キッチン・ダイニングの天井をあえて低めにすることで、吹き抜けの開放感を強調しています。
伸びやかな空間が広がるリビング。上下に連なるFIX窓が、風景を絵画のように切り取ります。フローリングは、ナラの無垢挽き板材をセレクト。表情豊かな木目が、白い壁と窓からの風景を美しく引き立てます。お子様が走りまわったり、大の字に寝転がったりできる心地よい空間です。
ダウンライトの数は最小限にとどめ、必要な場所のみに厳選して配置しました。また、リビングにはあえてテレビを置かないと決め、アンテナ端子も設けていません。その代わりに、プロジェクターを使用したホームシアターを想定し、リビング正面に大きな壁を確保しています。
キッチンの奥に設けたパントリー。生活感の出やすい冷蔵庫や調理家電、ストック品などをたっぷり収納できます。引き戸を閉めてサッと目隠しできるため、急にゲストが訪れた際にも安心です。
高窓から光が降り注ぐ、吹き抜けの玄関。家族用とゲスト用の動線を分けた2wayとなっているため、いつもスッキリした状態を保つことができます。
高窓の先は2階バルコニーですが、干している洗濯物がホールから見えないようにレイアウトしています。
シューズクローゼットを兼ねた家族用玄関。靴以外にも、テラスで使用するアウトドア用品や、お子様の保育園の持ち物などをまとめて収納できる大容量です。室内側はシューズクローゼットから直接パントリーに入れるため、買い物帰りの動線が短縮できます。
壁付け水栓と置き型ボウルがスタイリッシュな造作洗面台。ゲストを案内しやすいように、脱衣所とは空間を切り離しました。天井に設けた間接照明は暖色ですが、メイクの際に色味を確認できるよう、温白色のダウンライトも設けました。
脱衣所兼ランドリースペースには、洗濯物を掛けられるハンガーバーを設置。空間をフル活用できるように、洗濯機置場の上にも可動棚を設けました。床のフロアタイルがきれいに納まるように考慮し、空間の広さにタイルのサイズを合わせています。
とことんシンプルに仕上げたトイレ。壁にニッチ収納のみを設け、最低限の要素でまとめました。換気扇は目立たないように足元に配置しています。
柔らかなトーンでまとめた和室。収納の下に地窓を設け、光を取り込みつつ外からの視線が気にならないようにしています。畳の感触が心地良く、こちらを寝室にすることもあるそうです。将来的に仏壇を置けるように、仏間を設けています。
扉は高さが天井まである引き戸で揃え、スッキリと壁に溶け込むような印象に。スイッチ類は、引き戸の引手と高さを揃えて低めに設置しています。腕を高く上げずに操作できるため、使いやすいそうです。
室内からフラットにつながるタイルテラス。リクライニングチェアでくつろいだり、お子様が水遊びをしたり、焚き火台で揺らぐ炎を楽しんだり、アウトドアリビングとして活用できる空間です。
玄関ポーチの軒天を木目で仕上げ、総タイルの外観にナチュラルなアクセントをプラスしました。石目の大判ポーチタイルは、テラスと同じものをセレクトし統一感を持たせています。
ダークモスのパウダーフェイスタイルでシックにまとめた外観。片流れ屋根を組み合わせることで、リズムを感じるデザインに。総タイルのため耐久性が高く、美しい状態を長期間保つことができます。
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