CASE 190 千葉県 T様邸
吹き抜けでつながる 猫ファーストの家

お子様の小学校入学までにマイホームを建てたいとお考えだったT様。住み慣れたエリアで理想の土地を見つけ、新築を決意しました。1階は猫が自由に動き回れるようにキャットステップや猫穴を設ける一方、2階へは行けないようにして猫と人の生活エリアを上手に分離。間取りの工夫により、花粉や汚れをシャットアウトできる動線づくりを徹底しています。ハンモックやロフトなどお子様が嬉しい要素も取り入れ、家族みんなが快適に過ごせる住まいが完成しました。

愛猫が自由に行き来できるように、キャットステップを設けた吹き抜け。一番下のキャットタワーをずらせば上れなくなるため、病院へ連れて行く際などに捕まえやすくなり安心です。愛猫がよじ登ってしまうカーテン類を取り付けないことを前提に、外からの視線が気にならない位置に窓を配置しました。

吹き抜けの高窓から光が降り注ぐ、明るいリビング。通りに面していることからあえて大きな窓を設けていません。天井にハンモック金具を設け、お子様がのびのびと楽しめる遊具を取り付けています。

キッチンカウンターは、立ち上がりを高めにして手元がスッキリと隠せるように。前面にニッチ収納を設け、小物を置けるようにしています。キッチン横のドアで浴室やランドリーにつながっているため、家事の同時進行がしやすい間取りです。

ダイニングテーブルの隣には、お子様のリビング学習のためにデスクを造作。手元を照らすスポットライトと、片袖に引き出しを設けました。正面の壁に「マグマジック」を施工しており、クロスの上からマグネットを付けることができます。

キッチンの裏手に設けたパントリー。まとめ買いした食品や日用品のストックをスッキリと収納できる大容量です。プリント類をたくさん貼れるように、壁をマグマジックにしています。

ダークブラウンやネイビーの落ち着いたトーンでまとめた玄関。帰宅してすぐに手洗いができるように、洗面台を設けました。愛猫の脱走事故を防止するため、LDKとの間に扉を設けています。

L字型の土間に設けたシューズクロークに、ベビーカーやお子様の自転車をそのまま置けます。花粉やホコリを室内に持ち込まないように、アウターを掛けられるハンガーバーを設置。湿気やニオイがこもるのを防ぐため、奥に換気扇を設けました。

階段下の空間を活かしたトイレ。折れ戸を開けると猫トイレ置き場になっており、上部の可動棚に猫砂のストックもスッキリしまえます。

猫トイレが水洗トイレのすぐ隣にあるため、流せる猫砂を簡単に処理できます。愛猫が自由に出入りできるよう、LDKとの間に「猫穴」を設けました。

LDK側から見た猫穴。トイレへ行く用途以外に、通り抜けて遊んでいることもあるそうです。

水色のクロスが爽やかな、脱衣所兼洗面室。洗濯家事がここで完結するよう、室内干し用のハンガーバーと作業用カウンターを設けました。勝手口を設けており、お子様が外遊びで汚れてしまったときには、玄関を通らずにお風呂へ直行できます。

吹き抜けに面した2階ホール。ソファで本を読んだり、ハンモックに揺られたり、のびのび過ごせるリラックス空間です。

ホールで過ごしていると、キャットステップの最上段から愛猫が覗きに来ることもあるそうです。2階には飛び乗れないように、ステップの配置を工夫しました。

木目の天井であたたかな雰囲気に仕上げた主寝室。吹き抜けの光を取り込めるように、室内窓を設けました。将来子ども部屋が必要になったとき、中央を間仕切りすることを想定して、ドアや窓を左右対称に配置しています。

ご主人の書斎は、グリーンのクロスで落ちついた雰囲気に。造作のカウンターテスクとシステム本棚はダークブラウンで統一しています。

家族全員の衣類をまとめてしまえるファミリークローゼット。棚をコの字型に配置し、奥には布団など大きめの物を置けるようにしました。手前と奥でハンガーバーの高さを変え、たくさん収納できるようにしています。

お子様のリクエストで設けたロフト。秘密基地のようなおこもり感のある、特別な空間です。いつも気軽にアクセスできるように、固定階段を設けています。

ブラックのスプリットボーダーNEOタイルで仕上げた、シンプルな外観。片流れ屋根にすることでスッキリとしたデザインと、ロフト空間に必要な高さを確保しています。耐久性の高さが魅力のタイル外壁ですが、光の加減で色が変わって見えるところもお気に入りだそう。
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