CASE 191 茨城県　S様邸

お子様の誕生を機に、伸び伸びと暮らせるマイホームの新築を決意したS様。約1年半かけて理想的な土地にめぐり逢い、実用性とデザイン性を両立した住まいが完成しました。アクセントウォールがそびえる吹き抜けリビングは、暮らしに開放感と上質感をプラス。回遊できるキッチンや洗濯動線を集約した間取りで、家事負担の軽減にもこだわりました。毎日家に帰ることが、ますます楽しみになったそうです。

高窓から光が降り注ぐ、吹き抜けのリビング。壁掛けテレビの背面には天井までエコカラットを貼り、空間の広がりを強調するアクセントウォールに仕上げました。

夜は明るさを抑えたライティングで、ホテルのようなリラックス感を演出。壁に寄せて設置したダウンライトが、エコカラットの上質感を際立たせます。

リビング・ダイニング・キッチンをL字型に配置することで、食事の場とくつろぎの空間を分けています。

重厚な存在感を放つグラフテクトのキッチン。ダークグレーのクールなインテリアに、木目の下がり天井と間接照明で温かみをプラス。冷蔵庫と吊り戸棚の高さを揃え、整然とした印象に仕上げました。キッチン前面は収納となっており、テレビのリモコンや薬などの細々とした物をスッキリとしまえます。

キッチンの通路は、家族がすれ違えるように広めに確保。両側の引き出しを同時に開けてもぶつかりません。ゴミ箱が置けるように、シンクの下を空けています。パントリーの奥へ進むと洗面室や脱衣所にアクセスできる、回遊動線の間取りです。

キッチンの奥に設けたパントリー。食品や日用品のストックをたっぷり収納できます。将来的にセカンド冷凍庫を置けるよう、コンセントを設置しました。

ダイニングはキッチンと横並びにして、配膳や片付けがしやすいように。お子様のリビング学習のスペースとして、背面にカウンターデスクを造作しました。教科書やノートをしまえるよう、吊り戸棚を設けています。

家族とゲストの動線を分けた２way玄関。家族用玄関は大容量のシューズクロークを兼ねています。ゲスト用の玄関はスッキリした空間にこだわり、シューズボックスは設置していません。明るさを確保するために窓を設けました。

シューズクロークはロールカーテンでサッと目隠しできるため、急なゲストの来訪にも安心です。

家族が並んで使える、ワイドな造作洗面台。幅広の鏡が空間の広がりと明るさを強調します。天板は少し高めの90cmにして、洗顔時の腰の負担に配慮しています。カウンター下に入れるカゴのサイズに合わせ、棚の高さを調整しました。

ランドリー兼脱衣所は、家族の入浴中も気兼ねなく使用できるように、洗面室と空間を切り分けました。

家族の衣類をまとめて収納するファミリークローゼット。ランドリールームに隣接しており、洗う→干す→しまう、の動線がスムーズです。オンシーズンの服を集約しているため、着替えを2階まで取りに行く必要がありません。

浴室は掃除のしやすさを最優先し、窓・カウンター・鏡・風呂蓋などをなくし、とことんシンプルに仕上げました。鏡やシャンプーボトルはマグネットタイプのものを使用しているそうです。

タンクレスでシンプルにまとめたトイレ。水面の光のような照明を設け、そのきらめきを引き立てるクロスをセレクトしました。壁のニッチはトイレットペーパーの高さに合わせて設計しています。

間接照明で落ち着いた雰囲気に仕上げた寝室。プロジェクターを導入できるように、足元側にはスクリーン代わりになるクロスを貼りました。将来的に高さのあるベッドに買い替えることを想定し、枕側のカウンターやスイッチの位置を決めています。

2階のホールに設けたウォークインクローゼット。オフシーズンの衣類を保管しています。ダウンライトを壁側に寄せることで陰影を強調し、空間の立体感を演出しています。

外観はブラックのスプリッドボーダーNEOタイルをベースに、ストーンタイプコレクションのノーブルクォーツブラックをアクセントにしています。整然とした美しさにこだわり、窓の位置や換気口の並びを揃えました。

ボックスを重ねたようなスタイリッシュな外観。リビング・ダイニングに面した大きなタイルデッキで、これからバーベキューやお子様のプールを楽しみたいそうです。

夜はエクステリアライトが幻想的な雰囲気を演出。玄関周りのアクセントタイルの凹凸を、美しく照らし出します。カーポートにもダウンライトを設けているため、夜の乗り降りも安心です。