CASE 050 神奈川県 S様邸
「飾りたい家具」と「隠す収納」で、自分たちらしい空間をつくりました。
2階子世帯のリビング全景。マットなナラの床材にワインレッドやグレーの色調を合わせた大人のインテリア。ロフトへの階段下もお気に入りの家具スペースとして活用。
親世帯と子世帯が、それぞれのこだわりと個性を楽しむ暮らし
二世帯住宅のS様邸。ご主人側のご家族が代々受け継ぐ土地で、ご両親の希望を受け、将来を見据えてお建てになったお住まいです。「2階が私たち子世帯スペース。2人の子どもも大学生と高校生なので、家族の空間は大人の遊び心をテーマにしました」とご主人。天井の一部や梁にはこだわりの床材とマッチする木目調クロスを採用し、一点もののアンティーク家具やシャンデリアで空間の個性深めています。「週末ごとに一つひとつ買い集めたお気に入りの家具や照明です。この雰囲気を壊さないように、パントリーやロフトなど、モノを隠すための場所をある程度まとまった空間で確保しているのがわが家の収納のポイントです」と奥様はお洒落な空間演出の秘訣を語ってくださいました。1階の親世帯スペースは、元々お持ちだった家具と新たに調えたお好みの家具を活かしながら、広い納戸などを設えて、おふたりらしい雰囲気を楽しんでいらっしゃいます。「以前の家は純日本家屋でした。やはり慣れ親しんだ生活様式が心地よく、この家を建てるときも私たちのスペースは前の家の雰囲気に似せてつくってもらい、そこに新しい住み良さを織り交ぜてもらいました」とご両親。二世帯住宅の安心感と、それぞれの暮らしの個性。どちらも大切に築かれているS様邸です。
オープンキッチンはバーカウンターとしても活躍。石目調仕上げでタイルを貼った壁面ともマッチ。
キッチンの奥には2帖のパントリーを確保。食品ストックも出し入れしやすい。
子世帯のリビングに隣接するインナーバルコニーはゆとりの広さ。ガーデンファニチャーを置いて室内のようなくつろぎ感を演出している。
大学生のご長女の部屋は自ら選んだというカーテンスタイルがエレガント。2つの子ども部屋にはそれぞれ造り付けのクローゼットも備えている。
一面をアクセントクロスで遊んだ子世帯の主寝室。
子世帯の主寝室に確保したウォークインクローゼット。扉を設けず使いやすさを重視。
1階親世帯のダイニング・キッチン。ウォールナットの床材や新調された家具の色合い、質感に気品が漂う。
親世帯のダイニング・キッチンの脇にはパントリーを設置。高さが変えられる「マルチ可動棚」を使って食器類を整理。
親世帯の二間続きの和室。ご両親が普段くつろぐ畳リビングと、親戚の集まりなどにも使う和室が並ぶ。お手持ちだったテレビボードにピッタリ合わせて壁面を計画。
畳リビングはダイニングに隣接し、格子戸でやわらかく仕切ることもできる。
ステンドグラス風の照明や柄入りの壁紙でエレガントに仕上げた親世帯の主寝室。
お父様の書斎兼応接室。丸窓や木目調の壁紙でキャビンのような雰囲気に。
親世帯の玄関ホール。来客も多いためいつもキレイに保てるように隣にはご家族専用のファミリー玄関を設けている。
ファミリー玄関のコート掛けコーナー。使い勝手に配慮された収納が計画されている。
子世帯スペースは玄関のみ1階にあり、2階への動線を室内に確保。玄関の一角に設けたシューズクロークには、上着なども収納できる。「中を隠す」というより「扉を見せる」という発想で、階段手摺りと同じロートアルミ製の扉を採用。大理石の床、タイルをあしらった壁、装飾的な置き家具との調和も美しい。
左側が親世帯、右側が子世帯の玄関ドア。色調を合わせながらそれぞれの個性を表現している。
安定感のあるフォルムと、2種類の風合い豊かな外壁タイルが風格を感じさせる外観。
新着順で建築実例を探す
ウィザースホームで設計・施工・収納計画・インテリアコーディネイト・資金計画など、注文住宅の建築のすべてに携わらせていただいた建築実例を新着順でご紹介します。
最新の実例からトレンドや新しいアイデアなどを発見できるかもしれません。