CASE 087 神奈川県　T様邸

ダイニング・キッチンもつながるリビングは、お子様の遊具が置けるゆとりの広さ。玄関ホールとLDKで回遊でき、ご長女は元気に走り回っているそう。ソファ側は一部下がり天井とし、エアコンやカーテンの吊り元を隠しつつ、間接照明で華やかさを演出している。

マンションでは叶わないのびやかさを求めて

2人目のお子様の誕生に向けて住み替えを計画されたT様ご夫妻。「お互いの実家に近いエリアで理想を叶えるには、注文住宅という結論になりました」とご主人。リサーチの結果、耐震性や断熱性に優れたツーバイシックス工法で、メンテナンス性の高い外壁タイルと陶器瓦を得意とするウィザースホームを選択されました。「娘のためにジャングルジムが置ける広さと戸建てならではの吹き抜けがあるリビング、また子どもが小さいうちは1階で生活が完結するように家族で寝られる和室も希望しました」と奥様。その一つひとつを叶えたお住まいは、大きな吹き抜けが2階の広がりまで取り込み、面積以上の開放感を感じさせます。「キッチンのカウンターは、僕は天板ができるだけ薄くシャープなもの、妻は洗いモノなどが見えない高さを希望。既製品では難しく、自分たちで絵を描いて家具造作で叶えてもらいました」とご主人。1・2階とも回遊動線を実現し、キッチンはアイランド型で、パントリーやウォークインクローゼットのある洗面脱衣室も隣接しています。「家族の衣類を収納し、夏と冬で2階の衣類と入れ替えています。浴室乾燥を脱衣室にも付けたので、干す・しまうがとてもラクです」と奥様。実際にウィザースホームのモデルハウスもたくさん回られたご夫妻。吟味を重ねて具現化したこだわりのお住まいには、ご家族の毎日を永く豊かに彩る心地よさがあふれていました。

階段や2階の通路も吹き抜けに取り込んで大きな広がりを創出したリビング。奥には和室もつながる。1階の階段手摺りは透明、2階は半透明パネルとし、見え過ぎないバランスに配慮。「姪が遊びに来たとき『シンデレラの階段みたい』と感動していました」とご主人。

リビングの窓側はほどよく囲まれた落ち着いた雰囲気。エコカラットをあしらった3連窓の壁面が絵になる。ソファ背面の壁には飾り棚を設け、奥行き感を演出している。

リビングに隣接する6帖の和室は、モダンな雰囲気。奥様の趣味のお花が飾れる床の間も設えている。「今は、ここに家族みんなで寝ています」とご主人。

通常より20cm高い天井を活かし、間接照明と折り上げ天井で印象的に仕上げたダイニング・キッチン。部分的に天井を下げることで、エアコンやカーテンも美しく収めている。「スッキリ見えるように廻り縁もやめました」とご主人。「アイランドキッチンは家族の様子が見えますし、造作カウンターもお気に入りです」と奥様。

吹き抜けのある開放的なリビングと、吹き抜けに面して回廊のようにつながる2階ホール。上下階で離れていても、お互いの気配を感じることができる。「吹き抜けは寒さや音の響きが不安だったのですが快適です。大空間はやっぱり気持ちがいいです」とご主人。

2階ホールも吹き抜けを囲んで回遊動線を実現。隣接する納戸を抜けて主寝室へとつながり、さらにホールへと抜けることができる。「陽当たりがよく、ここで洗濯物を干すこともあります」と奥様。

2階ホールに置いたお気に入りのジャングルジムで遊ぶご長女とご長男。「遊具をいろいろなところに置けるゆとりもうれしいですね」と奥様。後ろの本棚は「可動棚」による造作本棚。

ウォークインクローゼットを備えた主寝室。「アクセントに少し濃いグレーのエコカラットを使いました。デザインだけでなく調湿・消臭効果もある点がいいですね」とご主人。

ウォークインクローゼットを備えた洗面脱衣室。キッチンから行き来できる。「身支度がここで完結するので、便利です」と奥様。

収納を備えたファミリー玄関を設け、スッキリとした広がりを叶えた玄関ホール。右はリビング、左はキッチンへとつながり、回遊動線を叶えている。正面の壁はエコカラットをあしらい、アクセントに。

風格が薫る外観デザイン。安定感のある重厚なフォルムにスクラッチブリックタイルをシンメトリーに配置。上下に並ぶ3連窓も美しい。