CASE 025 千葉県 I様邸
一つ屋根の下に二つのスタイル、二つの家族が満足できる家に。
明るくさわやかなトーンで統一されたI様邸の子世帯側のリビング。シンプルなだけでなく、アクセントクロスで遊び心を随所に採り入れています。一方親世帯は落ち着いたインテリアで統一されています。二つの家族がそれぞれの住み心地を追求しました。
床の色にも妥協せず、お互いの好みを実現。両世帯が我慢しない家づくりを。
家の北側と西側で大きく表情を変えるI様邸。世帯ごとに分けた玄関から各世帯のリビングへと足を進めると、一軒のお住まいとは思えないほどの印象の違いに驚かされます。家づくりの当初から、両世帯のほどよい距離感を確保するために完全分離タイプの二世帯住宅を希望していたI様。1階を親世帯、1階の一部と2階を子世帯の居住スペースとして、それぞれの玄関からの生活動線をきっちりと分けました。世帯ごとのインテリアも、お互いの好みを最大限に反映。親世帯と子世帯で床の色も変えました。親世帯は、シンプルで落ち着きと暖かみのあるインテリアに。一方、子世帯は、各部屋にこだわりのアクセントクロスを貼り楽しい雰囲気に。キッチンカウンターをストライプ模様にしたり、納戸の一部を鮮やかなピンク色の壁紙にしたりと若いご夫婦らしい遊び心がいっぱいです。両世帯のプライバシーを尊重しつつも、子育てには両世帯で取り組んでいるのもポイント。「ばーば遊んで、とやって来る孫たちにはいつも元気をもらっています」とお母様。お孫さんたちを預かり、ご夫婦二人をお出かけに送り出すことも多いそうです。一つ屋根の下で、二つの家族が気兼ねなく暮らすための工夫がいっぱいのお住まいです。
子世帯のリビングの窓際にカウンターを設けてミシンスペースに。「出し入れの必要がないのでちょっとした時間に縫い物ができるようになりました」と奥様。
アクセントクロスがポイントの子世帯のキッチン。奥様の要望はできる限り小さな動きで家事ができるようにすることでした。調理台の後ろに家電を収納した棚を配置したり、料理を出しやすい場所にダイニングテーブルを置くスペースを確保したりと、動線にこだわり抜きました。
親世帯のリビングは、ブラウンの床材と暖かみのある色味のインテリアで落ち着いた雰囲気に。お孫さんの遊び場でもあるリビングのそばには、おもちゃをしまうスペースも設けました。
親世帯のリビング・ダイニングには、ダイニングテーブルとしてもパソコンデスクとしても使えるカウンターを設けました。テーブルを置かなくてすむため空間を広く使えます。
マンションをイメージした間取りになっている子世帯。子ども部屋はリビングとドア一枚で直結しています。将来的に二部屋に分けられる2ドア1ルームとなっています。
室内物干しがある洗面室を、洋服をしまう納戸のすぐ隣に。家事動線を最短にすることで毎日の家事がラクになります。納戸のピンク色のアクセントクロスが収納スペースを楽しく彩ります。
親世帯のキッチンは、リビング・ダイニングから中が見えないタイプに。「キッチンを人に見られるのは抵抗があるので子世帯とは違うタイプを選びました」とお母様。
親世帯と子世帯は、室内からも行き来することができます。「生活スペースが分かれているからこそ、つながりが欲しかった。ドア一枚で行き来できるようにしました」とご主人。
お子様たちのモノが多い子世帯は玄関そのものの広さよりもシューズクロークや玄関収納など収納スペースを重視しました。
親世帯の玄関は、収納より玄関そのものを広くとりゆったりとした印象を重視。また、玄関の中に自転車を停められるように土間の広さを確保しました。
親世帯のリビングからはブランコのある庭にすぐ出ることができます。お庭のお手入れもお母様がされています。
子世帯の玄関側から見た外観です。ファサードの凹凸がもたらす陰影が建物の奥行きを感じさせます。
親世帯の玄関側から見た外観です。切妻屋根のすっきりとしたラインが際立ちます。シンプルで重厚感のあるデザインです。太陽光発電システム4.0kWを搭載しているI様邸。「3月〜10月の間、太陽光発電システムの利益のおかげもあり、両世帯あわせてほとんど電気代がかかりませんでした」とI様。
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