CASE 161 千葉県 O様邸
趣味の時間も家族の絆も大切にする、離れのある家
周辺環境がよく、通勤しやすい条件の土地に出会い、マイホームを建てることにしたO様ご夫婦。多趣味なご主人は「趣味に没頭できる空間」、奥様は使いやすく広いキッチンをご希望でした。そこで採用したのが、ご主人の趣味部屋として「離れ」を設ける思い切ったプラン。「母屋」は1階に大空間のLDKを確保し、家族がどこにいてもお互いを感じ合えるようにしています。また、奥様はお気に入りのキッチンで、毎日の料理や趣味のお菓子作りを一層楽しめるようになったそうです。
外観は、見る角度によって、3つの箱を並べたようなリズム感や一体感のあるデザインになっています。外壁は、母屋をホワイトのガルボストーンタイル、離れをダークセピアのスクラッチブリックタイルで貼り分けました。美しい質感はもちろん、汚れにくく将来まで美しさが続く機能面もご夫婦のお気に入りです。
玄関の斜向いにある離れ。離れの上にある2階バルコニーと母屋をつなぐ廊下が庇の役割を果たしているため、雨の日も傘をささずに離れに出入りすることができます。
離れは、釣りや模型、ギター、ゲームなど、多彩な趣味を持つご主人が自分だけの時間に没頭できる空間です。インテリアはダークグレーのクロスとダウンライトで、まるで秘密基地のような雰囲気に仕上げました。釣り道具を手入れしたり、模型を塗装したり、ニオイが気になる作業も気兼ねなく行えます。
玄関とLDKは、ホールや廊下を設けずにダイレクトにつなぐことで、空間をより広く確保しました。キッチンの奥にある大きな窓まで視界が抜けるので、伸びやかな印象がさらに強調されます。
大開口の窓から自然光がたっぷりと入る玄関。室内への動線を直角にすることで、玄関ドアを開けても室内が丸見えにならないようにしています。奥には土間続きのシューズクローゼットを設けており、たくさんお持ちの靴はもちろん、ベビーカーも畳まずにしまえます。
広々としたLDKは、奥様が一目惚れしたキッチンを中心にプランを決めていきました。配膳や片付けの動線が最短になるよう、ダイニングテーブルを横並びに配置しています。重厚感のあるキッチンと、木目の吊り戸棚や施釉タイルの優しい印象が美しいコントラストを醸し出しています。
キッチンとリビングの間にある壁をくり抜き、飾り棚を設けました。空間のつながりを保ちつつ、ほどよく間仕切りすることで、大空間にメリハリも与えています。またキッチンに立ちながら、壁越しにリビングで過ごす家族とコミュニケーションを取ったり、TVを視ることもできます。
庭にはリビングとつながるウッドデッキを設けました。ときには釣ってきた魚をご主人が七輪で焼いたり、ご夫妻でのんびりお酒を飲んだりと、セカンドリビングとして家族の時間を楽しんでいます。
玄関を上がってすぐの位置に手洗いを設けて、帰宅してすぐに手洗いができるようしています。ゲストも使う場所なので、デザインを重視してブラックの洗面台をセレクト。キッチンの素材と似たクロスを張り、イメージを統一しています。
デッドスペースになりがちな階段下の空間を、ロボット掃除機用の待機スペースにしました。充電ステーションをつなぐために、奥にコンセントを設けています。
浴室やランドリールームなど、プライベートな水まわりの空間を2階に集約しました。ランドリールームは脱衣所、バルコニー、ウォークスルークローゼットと回遊動線でつながっており、効率的に家事がこなせます。洗濯物が多くても、室内とバルコニーにたっぷりと干せるので安心です。
乾いた洗濯物を畳んだりアイロンを掛けたりするのに便利なカウンターもあり、洗濯まわりの作業がここで完結します。
離れに屋上を設け、母屋2階のランドリールームとつなぐことで、ユニークな形状のバルコニーが生まれました。洗濯物干しだけでなく、360°の眺望も楽しめるので、ブランチやバーベキューを楽しむ場としても活躍しそうです。
この実例に採用されている家づくりのアイデア
オートクリーナーピット
ジャマにならず、スッキリ隠せる
ロボット掃除機は便利な反面、置き場所に困るというデメリットも。そこで、階段下のデッドスペースを有効活用し充電基地に。ジャマにならず、見た目もスッキリです。
スマートランドリー(洗濯動線)
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