設備 ウィザースMSダンパー
「制震」で家を守る「ウィザースMSダンパー」
地震エネルギーを吸収する制震装置「ウィザースMSダンパー」が、地震による揺れや家へのダメージを抑えます。
近い将来に起きる地震への備えは必須
今後30年以内に約70%の確率で発生するとされる首都直下型地震。阪神淡路大震災では死者5502人(関連死を除く)のうち77%が家の倒壊などによる圧死でした。倒壊しないのは当然のこと、大地震後も「住み続けられる」家にするための備えは必須です。
地震から建物を守る3つの方法
地震から建物を守る3つの方法が「耐震」「制震」「免震」。「耐震」は地震に耐えられるよう建物自体を強化する方法。「制震」は揺れを吸収して被害を軽減する方法、「免震」は建物と基礎の間に設備を設け、建物をスライドさせることで揺れを建物に伝えない方法です。
繰り返される揺れで家にダメージが蓄積
注目したいのは揺れるたびに家に蓄積するダメージ。2016年の熊本地震では、震度7が2回、震度6強が2回、震度6弱は3回と、複数回の大きな揺れが襲いました。繰り返す揺れでダメージが蓄積すると家の強度は低下します。耐震性が高くても損傷・倒壊する場合があります。
耐震性が高くても揺れる「共振現象」
「共振現象」とは1~2秒の短い周期の揺れ「キラーパルス」と建物が共振して揺れる現象です。建物の種類によって共振する周波数は異なるため、耐震性が高くても共振による揺れは起き、大きな被害につながります。
「耐震」から一歩進めた「制震」で家を守る
「制震」は単に揺れを抑えるだけでなく、建物へのダメージや共振を抑えるアイデアです。また、「免震」に比べ低コストで導入可能なのも大きなメリットです。「ウィザースMSダンパー」は大きな揺れだけでなく、小さな揺れにも減衰効果を発揮。建物倒壊につながる共振を抑制します。
「ウィザースMSダンパー」のしくみ
「ウィザースMSダンパー」は粘性のあるオイルがバルブを通過する際の抵抗力により、地震エネルギーを吸収する制振装置。また、建物との接合部がクロスピン構造で柔軟に動く設計でダンパー自体にもダメージが蓄積されにくく、年月を経ても家を守り続けます(長期20年保証)。
【メリット1】オイルだから小さな揺れにも効果的
粘性の高いオイルがバルブを通過する際に生まれる抵抗力で、地震エネルギーを吸収します。小さな揺れにも減衰効果を発揮するとともに、地震周期と建物の固有周期が一致した際に振幅が次第に増加し、建物倒壊につながる共振にも高い抑制効果があります。
【メリット2】接合部がクロスピン構造で破損しにくい
建物とつながるブラケット部分は、自由自在に動き多方向の建物の揺れにも対応するクロスピン構造。稼働時にビスや本体への負担も軽減するため破損しにくく、長い期間、安心が続きます。
【メリット3】施工性の高さが叶える低コスト
「ウィザースMSダンパー」は、施工が簡単なため低コストで導入できることが大きなメリットです。また、コンパクトな設計で、取り付けるスペースが狭くても対応可能。低予算で、大地震の瞬間はもちろん、繰り返す揺れによる損傷やダメージの蓄積が防げます。
【メリット4】地震だけでなく台風などのダメージも軽減
地震だけではなく、台風などの強風による家の揺れもダメージとして家に蓄積します。「ウィザースMSダンパー」は強風による揺れも抑え込み、家本来の強度を長く保ちます。