設備 防災レジプラグ
EVの電気を自宅で手軽に使える「防災レジプラグ」
蓄電池やEV(電気自動車)に蓄えた電気を使えるシステム「防災レジプラグ」があれば、停電時もプラグを差し替えるだけで電気が使えます。
停電時、EVを非常用電源として使える
2020年の一軒あたり停電回数は0.21回。5年に1回停電する計算です。不便なだけでなく、命に関わる場合もある停電には普段から備えておきたいですが、蓄電池の購入はコスト面で諦める人も。そんな時、ご自宅にEVがあれば「防災レジプラグ」がオススメです。蓄電容量が大きいEVを非常用電源として簡単に有効活用できます。
【メリット1】使い方が簡単
停電時、車のコンセントに防災レジプラグの接続コードを差し込み、自宅室内のコンセントを差し替えるだけでEVの電気が利用できます。
【メリット2】家の中でコンセントや照明が使える
一般的な家庭用蓄電池では蓄電池に付属したコンセントしか使えませんが、「防災レジプラグ」なら最初に設定した部屋のコンセント・照明で使用可能。一部ですがいつもの照明が使えたり、冷蔵庫やテレビなどの家電が使えたりと災害時に重宝します。
【メリット3】最大電力1500W、約4.5日分の電力供給
防災レジプラグの最大電力は1500W。EVの蓄電容量にもよりますが、約4.5日分の電力を賄うことができます。同時に使える家電としては、例えば、冷蔵庫、テレビ、携帯電話、照明、電気ポット、扇風機を一度に使えます。
【メリット4】価格が安く導入しやすい
停電時、家に電力を供給するにはV2Hやハイブリッド蓄電システムなどの方法がありますが、どちらも高価で、一般的にはV2Hなら80万円~130万円程度、ハイブリッド蓄電システムなら100万円~270万円程度必要になります。それらと比べ、防災レジプラグは安価で導入しやすいのが魅力です。
防災レジプラグとV2Hの比較
防災レジプラグ以外でEVの電気を家で使う設備としてV2Hを紹介しましたが、防災レジプラグとV2Hには給電範囲や対応電力の違い、車種の制限、コストなどに違いがあります。「防災レジプラグ」「V2H」とも、停電に対応できるアイデアなので違いを把握した上で選んでくださいね!